日本人の英語の自己紹介はなぜダメ?ワーホリ・留学で好かれる話し方

ワーホリやフィリピン留学で外国人と仲良くなりたいなら、自己紹介の仕方を変えましょう。
名前、年齢、出身地、仕事、趣味などを1分間も一方的に話す。そんな自己紹介を練習していませんか?
これは典型的な駄目な日本人の自己紹介です。残念ながら、初対面の相手はあなたのことに、それほど興味がありません。
外国人と仲良くなりたいなら、自分の話をする前に、まず相手の国や文化に関心を示しましょう。
今回は、SNSで3,600万回以上表示された日本人の英語インタビューと、ちょっと意地悪な自己紹介の例を使って、その理由を説明します。
「TEXAS IS GOOD! EVERYTHING IS BIG!」が3,600万回表示された理由
2026年6月、サッカーW杯でアメリカのテキサス州を訪れた日本人サポーターが、地元テレビ局FOX 4 NEWSのインタビューで発した言葉が話題になりました。
「TEXAS IS GOOD! EVERYTHING IS BIG!」
「テキサスは最高!何もかもデカい!」
この動画は3,600万回以上表示され、13万件以上の「いいね」を集めました。
▶ FOX 4 NEWSの投稿
使っているのは中学1年生レベルの英語です。難しい単語も複雑な文法もありません。それなのに、なぜこれほど多くのアメリカ人の心をつかんだのでしょうか。
アメリカには「Everything is bigger in Texas.(テキサスでは何もかもが大きい)」という有名な言い回しがあります。テキサスの広大さや豪快な文化を表す言葉です。
日本人サポーターは、そのテキサスの魅力をシンプルな英語で表現しました。
英語が上手だったからではなく、相手が喜ぶことを話したからこそ、多くの人に好意的に受け止められたのです。
これこそ、ワーホリやフィリピン留学で外国人と仲良くなるためのヒントです。
ダメな自己紹介は、自分の話を1分間続けること
英語の自己紹介では、名前や仕事、趣味などを順番に説明する練習が一般的です。しかし、初対面の外国人が、あなたの家族構成や趣味にどれほど興味を持っているでしょうか。
相手はあなたのことを何も知らないのです。興味を持ってもらう前から、自分の話を延々と続けても仕方ありません。
日本人だからといって、特別扱いされる時代ではない
バブル期の日本は世界有数の経済大国として、大きな存在感がありました。しかし、長期的な経済停滞や近年の円安によって、日本人の海外での購買力は低下しています。
日本のアニメや漫画、食文化に興味を持っている外国人はいますが、日本人なら誰でも歓迎されるわけではありません。
フィリピンの語学学校には、日本人だけでなく、韓国人、中国人、台湾人なども留学しています。ワーホリ先でも、さまざまな国籍の人たちと出会います。
相手にとって、あなたは数多くいる外国人の一人にすぎません。日本人というだけで相手が興味を持ってくれると考えるのは、甘いでしょう。
日本で働くベトナム人の自己紹介、あなたならどちらが嬉しい?
ここで、少し立場を変えて考えてみましょう。
あなたが日本で働いているベトナム人と初めて会ったとします。相手はまだ日本語が得意ではありません。
次の2つの自己紹介を読んで、どちらの人と仲良くなりたいか考えてください。

① 自分の話ばかりする自己紹介
「こんにちは。ミンです。ベトナムから来ました。
25歳です。工場で働いています。
お金をためて、家族に送りたいです。
日本のことはまだあまり知らないです。
日本語は下手なので、ゆっくり話してください。」
② 日本への関心を示す自己紹介
「こんにちは。ミンです。ベトナムから来ました。
日本が大好きです!
日本のごはんは、とてもおいしいです。ラーメンとお寿司が大好きです。
日本のアニメも好きです。呪術廻戦が大好きです。
日本の街はとてもきれいですね。日本の人は親切です。
日本語を勉強しています。新しい言葉を教えてください!」
実は日本人が海外でやっているのが①の自己紹介です
どちらのベトナム人と話してみたいと思いましたか?もちろん②の人でしょう。
①の人は、自分の年齢や仕事、来日した目的を説明したあと、「日本のことはまだあまり知らないです」「日本語は下手なので、ゆっくり話してください」と伝えています。
一方、②の人は、日本の食文化やアニメに興味を示し、日本の街や人々を褒めたうえで、「新しい言葉を教えてください」と話しかけています。
そして、ワーホリやフィリピン留学に行く日本人の中にも、①のような自己紹介をしている人がいます。
自分の名前、仕事、留学の目的を一方的に話し、最後に「英語が苦手なので、ゆっくり話してください」とお願いする。その一方で、相手の国や文化にはほとんど関心を示さない。
今回ベトナム人を例にしたのは、ベトナム人を批判するためではありません。日本人が海外でやっていることを、逆の立場から考えてもらうためです。
日本で働くベトナム人が日本文化に詳しくなくても不思議ではありません。仕事や収入を目的に来日している人もいるでしょう。
同じように、ワーキングホリデーでオーストラリアに滞在する日本人が、現地の文化をよく知らないこともあります。
これからオーストラリアへのワーホリを考えている人、すでに現地で生活している人に質問です。
オーストラリアの現首相の名前を言えますか? オーストラリア出身の有名人を一人でも挙げられますか?
もし一人も思い浮かばないなら、相手の国についてほとんど知らないまま、自分に興味を持ってもらおうとしているのかもしれません。
自分に興味を持ってほしいのに、自分は相手に興味を持っていない。それでは、なかなか仲良くなれません。
外国人と仲良くなりたいなら、相手の言葉を学ぶのは大前提です。「英語が苦手なので、ゆっくり話してください」とお願いするだけでなく、自分から相手の国や文化を知ろうとする姿勢が必要です。
ワーホリ前に英語の基礎を固めた2人の体験談
外国人と仲良くなるには、相手の文化への関心だけでなく、英語の基礎力も必要です。
バックワイズでワーホリ前に英語を学んだ2人の体験談を紹介します。
① ナコさん|オーストラリアでのワーホリ経験後に学び直し
イギリスへのワーホリを前に、12週間の事前学習と4週間のフィリピン留学で高校英文法まで学び直しました。

② スズカさん|英会話未経験から英検2級へ
オーストラリアへのワーホリに備え、17週間の事前学習と8週間のフィリピン留学で、TOEIC600〜700点相当の英語力に到達しました。

外国人と仲良くなるための自己紹介、3つのコツ
良い自己紹介① まず相手の国や文化を褒めよう
それでは、どうすれば外国人と仲良くなれるのでしょうか。私がおすすめするのは、渡航先の国について事前に調べ、相手の国や文化を褒めることから会話を始める方法です。
例えば、ワーホリやフィリピン留学なら、次のような話題が使えます。
| 国 | 会話のきっかけ |
|---|---|
| 日本(参考例) | アニメ・漫画、食文化、街の清潔さ |
| オーストラリア | 美しいビーチ、コーヒー文化 |
| カナダ | 大自然、アイスホッケー |
| ニュージーランド | 大自然、ラグビー |
| イギリス | サッカー、音楽 |
| フィリピン | 歌のうまさ、親しみやすい人柄 |
例えば、オーストラリアなら、
I love Australian coffee culture. 「オーストラリアのコーヒー文化が大好きです」
フィリピンなら、
Filipinos are amazing singers! 「フィリピンの人達は本当に歌が上手ですね!」
といった簡単な英語で十分です。
良い自己紹介② 日本の文化について話そう
相手の国について話したら、次は日本の文化について紹介してみましょう。
日本のアニメ、漫画、食べ物、観光地などは、外国人との共通の話題になることがあります。
例えば、自己紹介で「マリオとピカチュウの国から来ました」と言ってみるのも面白いでしょう。
I’m from Japan, the home of Mario and Pikachu! 「マリオとピカチュウの国、日本から来ました!」
こうした一言なら、相手が日本について詳しくなくても、会話のきっかけを作れます。
ただし、日本のことを何でも知っているという前提で話してはいけません。
日本では誰でも知っている芸能人やスポーツ選手でも、海外では知られていないことがあります。相手が知らない話題を一方的に続けても、会話は盛り上がりません。
また、日本の文化を説明するためには、自分自身が日本について知っておく必要があります。食文化や生活習慣などを簡単な英語で説明する練習もしておきましょう。
良い自己紹介③ 最後に自分自身について話そう
相手の国や文化について話し、日本についても紹介したら、今度は自分自身について話しましょう。もちろん、名前や出身地などは最初に伝えて構いません。
ワーホリなら、なぜその国を選んだのか、どんな仕事をしたいのか。
フィリピン留学なら、なぜ英語を勉強しているのか、将来どのように英語を使いたいのか。
こうした話題を準備しておけば、会話が続きやすくなります。
ただし、ここでも1分間のスピーチを始めてはいけません。相手が質問してきたら答える。自分が話したら、今度は相手にも質問する。
自己紹介は、暗記した英文を発表する試験ではありません。相手と仲良くなるための会話です。
なお、現地で会話を楽しむには、英文法・発音・語彙などの基礎力も必要です。渡航前には基礎学習を優先し、そのうえで会話の話題を準備しておきましょう。
まとめ:自分に興味を持ってほしいなら、まず相手に興味を持とう
“TEXAS IS GOOD! EVERYTHING IS BIG!”
この短い英語が多くのアメリカ人の心をつかんだのは、相手の地元の魅力を素直に伝えたからでしょう。
ワーホリやフィリピン留学で外国人と仲良くなりたいなら、次の3つを意識してみてください。
- まず相手の国や文化を褒める
- 次に日本の文化について話す
- 最後に自分自身について詳しく話す
自分に興味を持ってほしいなら、まず自分から相手に興味を持つこと。
ワーホリ・フィリピン留学前の英語学習について相談したい方へ
外国人と仲良くなるには、相手の国や文化への関心が大切です。しかし、伝えたいことがあっても、英語力が不足していると会話を楽しむのは難しくなります。
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