この記事ではTOEIC LR試験の公開試験とIPテストの違い。
また、2020年から始まったコロナ禍におけるTOEIC LR試験の特徴についても言及しています。
公開試験とIPテストの違い
最初に結論から言うと、公開テストは個人で申し込む試験であり、IPテストは学校や職場での団体受験です。
名称は異なりますが、試験の内容自体は同じであるため難易度に差はありません。
IPテストの結果では困ることも
ただし、公式認定証が発行されるのは公開テストだけです。就職・転職の場面、また大学での単位認定においてIPテストの結果が受け入れられない場合も有ります。
海外で受験できるTOEIC LR試験は基本的にIP試験であるため、過去にはフィリピン・セブ島で受験したIPテストでは大学の単位が認定されたなかったという事例も実際に有りました。
私がアメリカ・ニューヨークで受けたTOEIC LR試験もIPテストでした。
余談ですが、ニューヨークのIP試験の会場は日本の公式試験会場と違って監視が緩かったので、問題集にメモを書き込んでいる人たちがいたことが記憶に残っています。いわずもがなですが、日本の試験会場でこれをやると試験は無効扱いになります。
もう1つ余談ですが、海外のIPテストの場合、試験結果が返却されるのが1週間前後ととても早い点が日本国内の公開テストとは違っていました。
公開テストとIPテスト(団体テスト)のスコアの違い
TOEIC LR試験の公開試験とIPテストではスコアにどのような違いがあるのかを実際のデータと共に見てみましょう。
TOEIC LR試験を提供しているIIBC(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会)が公開している公式データ・資料を参考に、TOEIC LR試験の公開試験とIPテストではスコアにどのような違いがあるのかを見てみましょう。
2021年公開試験: TOEIC700点以上は3人に1人

2021年の公開テストでは、受験者の3人に1人はTOEIC700点以上です。
コロナ禍の影響がまだ収まっていない2021年のデータであるため、2019年の4人に1人がTOEIC700点以上という結果よりも大きくなっています。
意外とTOEIC700点以上の人達が多いと思われたかと思いますが、このTOEIC公開テストは「休日に」「自発的に」「7,810円する有料の」TOEIC LR試験を受けている勤勉な受験者達なので、点数は高めになる傾向が有ります。かつ、2021年はコロナ禍の下でわざわざ受験している人たちです。
2021年IP試験: TOEIC700点以上は7人に1人
一方、TOEICを自発的に受験していない人達が含まれている企業や学校が団体で受験するテスト(IPテスト)ではどうなっているのか見てみましょう。

2021年のTOEIC LR試験・IPテストにおいて700点以上の点数を獲得した人の割合は約15.2%です。
このIPテストだと約7人に1人が700点以上です。2019年のIP試験では9人に1人がTOEIC700点以上でした。公開試験と同様にコロナ禍の影響で平均的が高くなっています。
会社や学校で本当は受けたくないのに嫌々TOEIC LR試験を受験している人たちも含まれているのがこのIPテストであるため、IPテストの点数は公開テストと較べて低くなっています。
こちらの数字の方が日本人全体の割合と近いものになっています。
TOEIC700点以上の受験者は公開テストが約33.3%、IPテストが約15.2%と2倍以上の開きがあるのがすごいですね。
休日に自発的にTOEIC LR試験(公開テスト)を受験している方々の英語力の高さに驚かされます。
コロナ禍の影響: 2019年-2022年のTOEIC LR試験データ
TOEIC公開テスト 2020年は通常とは異なる傾向
再びTOEIC LR試験を提供しているIIBC(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会)が公開している公式データ・資料を見てみましょう。
2020年は新型コロナウイルスの影響により、感染防止対策のためTOEIC試験の受験回数が制限され、また受験が「抽選制」になりました。
2019-2022年度の受験者数の推移
コロナ禍の影響で特に2020年は受験者数が落ち込みました。
IPテストと公開テストを合計した受験者数を見てみましょう。
- 2022年: 1,971,000人
- 2021年: 2,123,684人
- 2020年: 1,533,000人
- 2019年: 2,205,000人
2020年はコロナ禍の影響で受験者数が大幅に減りました。
ただし、2021年はコロナ禍前の2019年を上回る受験者数となっています。
2022年が前年よりも数字が減っているのが気になりますが、それでも200万人近くの人たちがTOEIC LR試験を受験しています。
英検に次いで人気のあるTOEIC LR試験
日本で最も人気がある試験は英検です。2021年度実施分の志願者数は4,102,668人でした。
ただし、英検は学生の受験者が大半で、社会人(その他: 549,380人)の受験者数は少ないです。
書店の本棚でも大きく空間を確保しているのは、TOEIC LR試験と英検の試験対策本です。IELTS試験やTOEFL試験、その他試験は微々たるものです。
日本の英語学習においっては当分はTOEIC LR試験の人気が続くことでしょう。
フィリピンの語学学校バックワイズで学習カリキュラムの主軸を「3ヶ月の語学留学でTOEIC200点を上げて、マンツーマンレッスンで英会話・英作文が出来るようになる」としているのもこのTOEIC需要を反映してものです。
以上、TOEIC LR試験の公開試験・IP試験の違いについてまとめました。
語学学校バックワイズへのお問い合わせ・お申し込み
語学学校バックワイズへ留学されることを希望される方は下記のいずれかよりお問い合わせ・お申し込みください。
LINEでのお問い合わせ/お申し込み
LINEでは下記よりお問い合わせください。代表の樫原が迅速に対応致します。

メールでのお問い合わせ/お申し込み
メールでのお問い合わせは下記リンク先記事のメールフォーム(リンク先ページの下段)よりご連絡ください。
オンライン説明会へのお申し込み
まとまった時間を使ってより詳しく語学学校バックワイズについて知りたい方向けオンライン説明会を実施しております。
語学学校バックワイズを希望する場合には、自分のレベルに合った説明会を選択ください。ただし、日本での事前学習レッスンを体験されたい方はレベルを問わず「中級者~上級者向け説明会」にお申し込みください。

語学学校バックワイズを3分で紹介!
語学学校バックワイズは「中学1年生の基礎の基礎から学び直したい初級者」から「TOEIC800点以上の上級者」まで受け入れている語学学校です。
フィリピン留学で最も英語力を伸ばせる語学学校 – 実際の教材と学習体験談を紹介
中学1年生の初級レベルから日本で販売されている有名参考書を使って、日本人教師のサポートによって学ぶことが出来るのが語学学校バックワイズの大きな強みです。

下記は実際に英語力ゼロからフィリピン留学をし、3週間で中学1年生が学ぶ英文法の学習を終えられた方の学習体験談

同じく中学1年生の英文法から学び直し、高校英文法まで学習された方の学習体験談

英語で高度な英文法を学ぶのは極めて難易度が高いです。
語学学校バックワイズでは日本で販売されている有名参考書を使って、日本人教師のサポートによって、中学3年生レベルの知識がある方であれば、3ヶ月の留学期間で高校英文法を一通り学び直せます。
下記は英会話で使いたい”助動詞+have+過去分詞”。このレベルの表現を英会話で使いこなせるのが中級者以上の人たちです。

英文読解には欠かせない分詞構文も日本語で学べます。

語学学校バックワイズではTOEIC LR試験の公式問題集を使い、フィリピン人教師とのマンツーマンレッスンで英会話能力を高められます。その上でTOEIC試験の点数も短期間で大幅に高めることが出来ます。
日本で販売されている有名参考書を使い、予習をしてからレッスンを受講するという反転授業の仕組み、そして日本人教師のサポートによって、3ヶ月でTOEIC200点アップという劇的な点数アップを可能にしています。

難易度が高いReading Partに関しては日本人教師のレッスンで英文法・英文読解の観点からサポートを行います。

他の語学学校では決して成し遂げられない学習目標
語学学校バックワイズに留学することで、上記の学習目標を達成出来ます。
上記の学習目標はフィリピン留学の他の語学学校では決して成し遂げられないものばかりです。
語学学校バックワイズに語学留学をすれば、上記の目標が実現可能です。
バックワイズの学習カリキュラム総責任者である柴田 @HAL_J は10年以上フィリピンの語学学校に関わっています。その10年以上の経験を踏まえた最新の学習カリキュラムを語学学校バックワイズで提供しております。

バックワイズの紹介動画
バックワイズ学習面の特徴についてまとめた動画を公開しています。約5分間の動画でバックワイズが他のフィリピン留学の語学学校とどう違うのかを確認出来ます。