ワーホリは英語力がなくても大丈夫?現地に行けば英会話はなんとかなる? – ワーホリ前の事前学習に関して

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海外に住めば自動的に英語が話せるようになる

すくすくそらまめ2 マイペース幼児とドキドキアメリカ滞在記より

アメリカに住んで
アメリカの食品食べて
アメリカの空気吸ったら
自動的に英語が話せるようにならないかなー
なりませんでした。

すくすくそらまめ2 マイペース幼児とドキドキアメリカ滞在記より

もしかして海外に行けば自動的に英語ができるようになると思っていますか。

留学エージェントやワーキングホリデーのエージェントはもしかしてそのような甘い言葉「海外にいけばなんとかなりますよ」「日本での事前学習の準備もいりませんよ」というようなことを言うかもしれません。

最近であれば、カナダのCo-op留学(学生ビザのなかで有給インターンシップに挑戦できる留学制度)もワーキングホリデーと同様に注目されています。

ただこのCo-op留学も実態としては従来のワーキングホリデーと非常に似通っていますので、本記事の内容を是非参考にしてください。

「7割くらいの留学生は英語が話せないまま帰ってきますよ。」

海外に住むだけで英語が話せるようになると思っている人へ
「7割くらいの留学生は英語が話せないまま帰ってきますよ。」

https://twitter.com/koalaenglish180/status/1385844551370219528

私がフィリピン留学で見ている範囲では実は7割でも少なく、英語圏で数ヶ月を過ごした語学留学生の8-9割はまともに英語を話せるようにはなっていませんでした。

最初は頑張って他の国籍の生徒と交流しようとするのですが、結局英語力が低すぎて日本人だけと交流して終わる人が大多数でした。

他にもオーストラリアであれば、「ビザ取りのための語学学校(ビザ取り学校)」や「違法・不法就労(illegal work)」の話がついて回ります。

こういった英語力が低いことで不当な扱いを受けている話もワーキングホリデーに関しては報じられています。

豪州「ワーキング・ホリデー」7割近くで最低賃金以下の報酬

ここでワーキングホリデーに関するショッキングなNHKニュースを紹介します。

就労ビザがなくても外国に滞在して働くことができる「ワーキング・ホリデー」が日本で始まってからことしで40年。日本からの渡航者は対象が23の国と地域に広がるにつれて増え、年間およそ2万4000人にのぼっています。

このうち半数近くを占めるオーストラリアでの就労状況について、渡航者の支援団体が経験者およそ200人に尋ねたところ、7割近くが最低賃金以下の報酬で働いたことがあり、このうち75%が雇い主への抗議などをせず泣き寝入りしていたことがわかりました。

(中略) 66%にあたる131人が最低賃金以下の報酬で働いたことがあり、このうち75%が「期間が決まっているので耐えられると思った」とか「仕事を失うことを恐れた」などとして雇い主への抗議などをせず泣き寝入りしていたことがわかりました。

また、雇用契約を結ぶ際契約書や同意書がなかったと回答した人が全体の39%、法律で義務づけられた給与明細を提供されたことがないと回答した人が28%にのぼるなど、日本からの渡航者が厳しい労働環境に置かれている実態が浮き彫りになりました。

(NHKのニュース 2020年1月27日より) 元記事は削除 

なんとオーストラリアでワーキングホリデーをする70%近くの人たちが不当な扱いを受けているのです!

(注意)留学エージェントは事実かどうか定かでない内容を伝えてきます

留学エージェント StudyIn代表 田中彰太氏による投稿

日本人はすでにオーストラリアへ出稼ぎに行っている。最低賃金2,100円(現レート 2022年9月10日)、週末はダブルペイで時給4,200円、労働時間も無制限です。

バイト週5日で50万円以上稼ぐ人もいます。バイトで年収600万です。

安い日本へ外国人が出稼ぎにくるインセンティブは無くなってしまった。

https://twitter.com/shotalabによる投稿

上記の内容は2022年9月10日に投稿。その翌日(9月11日)に不正確な内容に対する批判が殺到してこの投稿は削除されました。

ダブルペイはそもそも祝日だけで週末には適用されないし、賃金が高いところは物価が高いという話も無視しています。

NHKのニュースでは豪州「ワーキング・ホリデー」7割近くで最低賃金以下の報酬と伝えられていました。

そういったワーキングホリデーで苦労している人たちの現状を無視して、”煽る”内容であったため上記のツイートは炎上しました。

この投稿をしたStudyInという留学エージェントの悪評はSNS上で多数あることが分かりました。

https://twitter.com/8jB6p/status/1538105386729107457
今回StudyIn経由でEF入学したけど、どっちも対応が最悪だった やり直せるなら絶対StudyIn選ばないなぁ.. あとでNoteにもまとめるけど
Studyin の営業方法としてはローボールテクニックってのを使ってるんだよね。 軽い条件で相手に了解をもらって、その契約後に不利な条件を加えるっていう心理テクニックなんだけど、恨まれること多いのでやめた方がいいですよ笑

StudyIn代表は現場の仕事を真面目にしていないから不正確な情報を発信するのでは?と今回の炎上の件で過去のStudyinに関するツイート内容を思い出しました。

ワーキングホリデー層、Co-op留学層は英語力が低い傾向が有る

オーストラリアでワーキング・ホリデーをする人たちの7割近くが最低賃金以下の報酬で働く原因は何でしょうか。

海外で生活を送るための手段として人気の制度としてワーキングホリデー(以下ワーホリ)が有ります。

ワーホリには18歳〜30歳までという年齢制限がありますが、若いうちに海外での暮らしを経験したり、語学力を伸ばしたりするために、毎年多くの人たちがワーホリを行なっています。

また記事最初で述べたCo-op留学(年齢制限がなく、31歳以上でも可能)もワーキングホリデーに代わる選択肢として注目されていますが状況は同じです。

しかし悲しいことに、ワーキングホリデー協会という、ワーホリに関するデータを調査している団体から「ワーホリで海外に行く日本人の英語力が著しく低い」という実態が発表されました。

では「低い英語力」でも、ワーホリを満喫できるのでしょうか。

英語が伝わらず苦労したという人は全体の83%

ワーキングホリデー協会出典
出典:ワーキングホリデー協会

ワーホリをした人を対象にしたアンケートでは、現地に行ってから「英語が伝わらず、苦労した」と回答した人が実に83%もいます。

ワーホリ経験者の中には、英語ができなかったことが原因で「働きたい場所で働けなかった」「最低賃金未満の違法労働をすることになった」「友人があまりできなかった」と後悔する人が多くいるのです。

26%の人がアルファベットすら理解していない。低すぎるワーホリ参加者の英語力

実際にワーホリに参加する人は、どの程度の英語力で現地に向かうのでしょうか?

以下のグラフをご覧ください。

alphabet
出典:ワーキングホリデー協会

なんとワーホリ参加者の26%もの人が「アルファベットを理解していない」と回答しています。

中学1年生に満たない英語力でワーキングホリデーに行っているのです。

仕事で困らない英語力を身に着けているのはわずか13%

さらにワーキングホリデーをする方々の英語力に関する細かいデータを紹介します。

  • アルファベットが全て言える…74%
  • be動詞を使った文章が作れる…73% ※中学1年生レベル
  • 簡単な自己紹介ができる…77%
  • 関係代名詞などを使った文章を作れる…44% ※中学3年生レベル
  • 英語で道を聞ける、教えられる…39% ※高校1年~2年レベル

この「英語で道を聞ける、教えられる」という英語力まで到達していると、日常生活はなんとか出来るかなという英語力です。でも、この「英語で道を聞ける、教えられる」という英語力まで到達しているのは全体の4割弱。6割以上のワーホリをしている人々は到達していません。

そして、仕事をする英語力にはまだ足りていません。仕事が出来る英語力をさらに見てみましょう。

  • 外国人と問題なく意思疎通できる…13% ※TOEIC600点~TOEIC800点、英検2級~英検準1級レベル
  • 英語の新聞を問題なく読める…1% ※TOEIC800点、英検準1級レベル
  • 洋画を字幕なしで理解できる…2% ※TOEIC900点超、英検1級レベル

海外で不自由なく生活するためには、外国人と問題なくコミュニケーションが取れる程度の英語力が必要です。この一覧ですと、オレンジで下線を引いたものが該当します。

仕事で困らないレベルというと、「外国人と問題なく意思疎通できる…13% ※TOEIC600点~TOEIC800点、英検2級~英検準1級レベル」の水準がワーキングホリデーやCo-op留学を開始する前に到達しておきたいレベルです(理想的には)。

しかし、多くの人がその基準よりもかなり低い英語力でワーホリを行なっていることがわかります。

この調査の結果から、ワーホリ中に英語が通じずに困った経験をしている人が多い理由は、そもそも英語力が不足している状態で現地に行っていることが主要な原因の1つだと思われます。

英語で仕事がするにはTOEIC何点から?

ワーキングホリデー終了後に日本で英語を使った仕事をしたい方向けのデータも合わせて紹介します。

英語活用実態調査 企業・団体 ビジネスパーソン 2019年度を見てみると、TOEIC L&R試験の点数帯毎にどのような業務ができるのかがまとまっています。

(上記画像の右項目)TOEIC L&R試験の点数に応じた英語スキルは下記になります。

  • TOEIC800点以上…通訳なしでの海外出張に一人で行ける、海外赴任できる
  • TOEIC600-800点未満…簡単な業務連絡などが出来る、取引先/海外支店とメールでやり取りが出来る
  • TOEIC600点未満…挨拶ができる

ワーキングホリデーをする層の大多数(9割弱)はこのTOEIC600点未満(挨拶ができる)のグループに所属しています。

このTOEIC600点未満の英語力ですと、簡単な英会話で仕事をするのも実際難しいです。挨拶が出来るだけです。挨拶だけだと、英会話が必要になる仕事が出来ないのは想像できるかと思います。

英語を使った仕事をしたいのであれば最低TOEIC600点(簡単な業務連絡などが出来る、取引先/海外支店とメールでやり取りが出来る)の水準まで到達しておきたいです。

ワーホリ前に到達しておきたい英語力の基準

最後に、ワーキングホリデーを開始するまでに到達しておきたい4つの目標について紹介していきます。

  • 事前に到達しておきたい目標1. 中学英文法の習得 ⇒最低限の英会話が出来る
  • 事前に到達しておきたい目標2. 高校英文法までの習得 ⇒自分で英語の分からないことを調べられるようになる
  • 事前に到達しておきたい目標3. TOEIC600点以上、英検2級 ⇒仕事が出来るようになる最低限の英語力
  • 事前に到達しておきたい目標4. TOEIC800点以上、英検準1級 ⇒十部な英会話が出来るようになる基礎力がある

最低限「目標2. 高校英文法までの習得」に到達することをお勧めします。

ここまで到達すれば、英語学習において何が分からないか分かり、自分で調べられるようになりますので。

日本での事前学習やワーキングホリデーの前にフィリピン留学を行う「2カ国留学」を行えば、英語力ゼロからでも半年程度で到達出来るのがこの「目標2. 高校英文法までの習得」です。

準備期間にある程度の余裕がある、またはもともとの基礎学力が高い方は「目標3. TOEIC600点以上、英検2級」「目標4. TOEIC800点以上、英検準1級」を狙いましょう。

目標3と4に到達すれば、英会話が必要になる職場での仕事も行うことが出来るようになります。そして英語力が高ければ高いほど、現地での仕事の選択肢が増えますので。

それぞれの学習目標に関してさらに詳しい内容、到達するのにどれくらいの期間が必要かに関する詳細は下記の記事にまとめています。こちらの記事も是非御覧ください。

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この記事を書いた人

Backwise共同代表(塾長)・学習カリキュラム担当。
「20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ」の著者で、セブ島にあった語学学校サウスピークの共同創業者でした。

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