父親の勧めで大学卒業前にフィリピン留学をしたカイさん。中学1年生レベルから高校英文法までの学習を事前学習20週間+フィリピン留学4週間で終了

カイさん 
年齢 : 20代男性、大学4年生
バックワイズで留学開始時点の英語力: 中学1年生の英文法から学び直し
バックワイズ留学終了時点の英語力: 高校英文法の内容を一通り学習完了
留学期間: フィリピン留学4週間 + 事前学習レッスン20週間

目次

父親の勧めで大学卒業前に英語学習をやり直すためにフィリピン留学

以前にバックワイズに留学した父に勧められて、事前学習レッスンを20週間受講し、大学卒業前にフィリピン留学を4週間しました。

英語学習をやり直した背景として、私は中学時代から英語科目に苦手意識が有りました。

そしてすでに一度バックワイズに留学していた父から、社会人になる前の大学生の内に英語を学び直して、TOEIC L&R試験で高得点を取ることを勧められたためです。

(カイさんのお父さんが以前に留学された際の体験談)

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語学学校バックワイズでの英語学習を振り返って

中学1年生レベルの英文法から英語学習をやり直しました。

中学1年生レベルの英文法から英語学習をやり直しました。

(カイさんが最初に取り組んだのは中学1年生が学ぶ英単語・英文法の復習から)

中学1年生が学ぶ英単語
中学1年生が学ぶ英文法

日本での20週間の事前学習レッスンと4週間のフィリピン留学で英語学習を基礎から学び直すことが出来ました。

最終的には、英語の発音を一通り学び、高校英文法の内容を一通り学びなおすことが出来ました。

(カイさんが留学終了時に取り組んでいたのは高校英文法の複合関係詞。難易度がとても高い分詞構文、仮定法の後に学ぶ内容です)

TOEIC L&R試験で600点を目指す準備として、高校英文法は一通り学ぶ必要があります。

高校英文法の学習を終えていない段階だと、TOEIC L&R試験の参考書を読んでも内容を理解することが出来ません。

カイさんはこの基礎固めの学習を終えたので、日本に帰国後にTOEIC L&R試験の勉強に着手できるようになりました。

お父さんよりカイさんへ

カイさんのお父さんも同時期に2回目のバックワイズ留学をされていました。

中学生の時から英語が苦手でしたが、大学を卒業する記念にフィリピン留学をプレゼントしました。

留学生活を通じて、英語での意思疎通が出来るという成功体験を積んで、自信がついたようで良かったです。

(下記写真についてカイさんからのコメント) 休日に父親とケソンメモリアルサークルにあるケソン氏の家を観光したときの写真です。無料で英語で説明してくれるスタッフがいるので英語の勉強になりました。(半分以上父親が翻訳してくれましたが…笑)

バックワイズの良かった点 3つ

  1. 日本で基礎固めの学習をする事前学習レッスンがあること
  2. 日本人の教師が学習進度を管理してくれていること
  3. フィリピンでは勉強に集中できる環境が整っていたこと

1⇒日本にいる間から英語学習を開始出来たので、最低限の基礎を学んだ上でフィリピン留学を開始出来て良かったです。この事前学習レッスンに関しては次の項目でさらに補足説明します。

2⇒毎週日本人教師から宿題が出されたので、勉強しないといけないという”強制力”の下で勉強していました。自分ひとりの独学では怠けてしまっていたと思います。

3⇒滞在していたケソン市の寮は治安の面で問題なく、食事も問題有りませんでした。生活がちゃんと守られていて、滞在中はストレスなく過ごせました。

私は日本で一人暮らしをしていますが、日本では自炊をあまりしていなかったので、フィリピン留学中の生活の方が日本よりもむしろ楽でした。

寮で毎食出る昼ご飯の写真です。毎回バランスを考えて提供してくれるので、日本にいるときよりも食生活がとても良かったです。また、味も毎回美味しく、違う国の方が作るご飯だから口が合わないようなことはありませんでした。

ジョリビーで食べた食事の写真です。野菜は少ないですが、ジョリビーやマンイナサルなどフィリだけでしか楽しめないグルメを堪能できました。

良かった点1を深堀り – 日本にいる間から英語学習を開始すべし

これからフィリピン留学をする人たちに一番伝えたいことは、「フィリピン留学だけで英語力を高める!」という一発逆転の考えではなく、日本にいる間から学習を開始すること、事前学習の重要さです。

語学留学(フィリピン留学)は日本でちゃんと事前学習をしてから、現地に来る方が良いということです。

英語で「月・曜日・数字」といった基本英単語がすぐに口から出てこない初級者レベルでフィリピン留学に来ていたら、英語学習はまともに出来ないです。

もしこのレベルで来ていたら、英語学習を諦めて観光するしか出来ないです。

私自身は事前学習レッスンを20週間受講し、フィリピン留学を開始する前から負荷をかけて厳しく指導してもらいました。その上でフィリピン現地に来ましたので、より英会話の力を伸ばして楽しむことが出来ました。

とても丁寧に教えてくれたLeah先生との写真です。
Lem先生とLeah先生の授業が特に楽しく、一生懸命教えてくれました。

フィリピン留学 学習・レッスン面での感想

日本で20週間の事前学習レッスンを受講して準備していたのもあると思いますが、フィリピン人の先生たちの英語が分かりやすく、初級者の自分でも理解できる授業だったので面白かったです。

発音矯正レッスン

SとSH、SとTHの音の区別が全然駄目と言われていましたが、留学後半には少しはマシに出来ました。

写真は1番長く教えていただいた、Liza先生との写真です。Liza先生には発音を厳しく見てもらいました。

英会話・英作文レッスン(MS Lesson)

留学生活の後半で、教材の難易度が上がり始めたあたりから、英文を暗唱するのが楽しくなりました。

(英文の暗唱が楽しくなってきたのはこのレベルの記事、ロンドン観光に関する記事の暗唱ができるようになってから)

文章を暗記できる自分に自信が持てるようになって楽しくなりました。

下記の2記事は留学中に音声を繰り返し聴き込んだので特に思い入れがある記事です。

(高校2年生の教科書レベルの英文。カイさんは全文暗唱しました。)

(下記は赤毛のアンの著者、モンゴメリについての記事。この記事もカイさんは全文暗唱しました。)

難易度が高いニュース記事にも挑戦

難易度が高いニュース記事の全文暗唱も行いました。2週間かかりましたが。

240313 フィリピン大統領 民主化記念日を中止 MANILA RALLY PROTESTS SCRAPPING OF PEOPLE POWER HOLIDAY

BTSのJINさんが韓国の兵役に行く記事、トランプ大統領が就任することに関する記事もそれぞれレッスンで使用しましたが、まだまだ知っておくべき一般常識が欠けていることにも気付かされました。

221104 BTSメンバー 兵役で入隊へ BTS MEMBERS TO FULFILL MILITARY SERVICE
241127 米大統領選 トランプ氏が勝利 TRUMP DEFEATS HARRIS IN SWEEPING VICTORY 2

生活・観光面

ライドシェアサービスのGrabを活用して、観光を楽しみました。

休日に1人で行った、カーサマニラ博物館の外の写真です。Grabタクシーをうまく利用すれば安全に観光もできると思いました。

ケソン・メモリアルサークルが良かったです。

子どもたちがたくさんいて、活気が有り、歴史を学ぶことが出来ました。

徒歩で地元のローカルマーケットにも行きましたが、日本とは全然違う発展途上国の雰囲気も肌で感じられました。

休日に行った、国立博物館の目玉の大きい化石の写真です。入館無料で、見所が満載でした。

英語アレルギー、英語が苦手な方の中学英文法からの学び直し

ここからはレッスンと学習カリキュラム作成を担当した柴田の文章です。

英語学習への苦手意識からのスタート

カイさんはもともと中学時代から英語科目に苦手意識がありました。

「学生のうちに苦手な英語を何とかしたい」と思い、学び直しを決意されました。

当初はTOEIC L&R試験を希望されていましたが、中学英文法・高校英文法の理解が不十分だったため、まずは基礎固めのため中学英文法からやり直すところからスタートしました。

最初は中学1年生レベルの英単語・英文法から学び直し、順番に学習をこなし、フィリピン留学の後半には、分詞構文・仮定法・関係代名詞・複合関係詞など、高校英文法の中でも難易度の高い分野まで留学中に一通り学習されました。

留学後半には並行して、TOEIC L&R試験対策の英文読解やリスニングにも取り組まれました。

TOEIC対策に必要な基礎力

TOEIC L&R試験というと、とりあえずまずは売れ筋参考書のTOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズを買ってきて英単語・英語表現の暗記を始める方が多いですが、この学習方法だとすぐに挫折します。

高校英文法までの知識がないと、英文を正確に読めません。

金のフレーズを丸暗記すれば、表面的に「なんとなくわかる」ようにはなりますが、意味を正確に理解するためには、文法の土台が必要不可欠です。

4週間の短期留学で得られたもの

フィリピン留学の期間は4週間と短期ではありましたが、日本とは異なるフィリピン現地の生活に慣れることや、観光を楽しむこともできたようです。

ただし、フィリピン留学の4週間だけでは、高校英文法までの学び直すには時間が足りません。

実際、カイさんはフィリピン留学の前に日本で約5ヶ月間の事前学習をしており、フィリピン留学はその「仕上げ」として位置づけられていました。

英語学習のモチベーションを保つために

1-4週間の短期留学で英語力なんて伸ばせるわけないよ、と思われるかもしれません。

でも、短期留学は英語学習のモチベーション維持として大いに効果が有ります。

「来年の春休みに留学する」という明確な目標を持つことで、それに向けて日本での勉強が続けやすくなります。

目標や目標期日を設定せずに、ただ漠然と英語学習をするよりも、「来年の春休みに語学留学をするから一生懸命勉強する」という目的意識を持つことで学習を継続させられます。

カイさんと同じようにしている社会人の方々もこれまでに複数おりました。

まずは「1年後に短期留学を予定として組み込む」ことで、それに向けて勉強のモチベーションを高く保つ、という英語学習の動機づけとして短期留学を利用されている方々とこれまでに話して、非常に賢いやり方だなと感心しました。

大学1年生から始めれば、在学中にTOEIC800点は十分到達可能

カイさんの場合、大学3年生から学習を開始されましたが、もし大学1年生の段階から計画的に英語学習をスタートできていれば、就職活動時に評価されるTOEIC600点、TOEIC800点に到達していたかもしれません。

(補足) カイさんのように高校英文法の学習を終えた段階では、TOEICスコアはおよそ400〜500点の方が多いです。

今回は、「日本での事前学習5ヶ月+留学1ヶ月」という構成でしたが、さらにその後も「追加でフィリピン留学2ヶ月」、「帰国後に日本で学習を6ヶ月継続」、さらには「翌年もフィリピン留学をする」というように学習を継続すれば、TOEIC600点も十分に狙えたはずです。

なお、甲斐さんのようにフィリピン留学をすることで発音矯正や英会話のレッスンを受ければ、「TOEIC600点あるけれど、全く話せない」というわけではなく、「英会話が出来るTOEIC600点」になることが出来ます。

始めるのは早ければ早いほど良い。

英語学習の習得には時間がかかります。だからこそ、早く始めるほど選択肢は広がります。

たとえ英語に苦手意識があっても、大学1年生の段階から始めれば、4年間のうちに外資系企業や商社に応募するのに必要となるTOEIC800点や、英会話・発音矯正まで十分に対応可能です。

仮にカイさんのように在学中にTOEIC600点に届かなくても、高校英文法までの知識をしっかり学んでおけば、英語へのアレルギーはなくなり、大学卒業後にも英語学習を継続できますし、問題なくTOEIC L&R試験対策へ進めます。

逆に、中学英文法・高校英文法すら不十分な状態だと、社会人になってから基礎から学ぶのは非常に困難です。

この記事のカイさんのように、学生時代に中級レベルまで英語力を伸ばしておけば、社会人になってからも英語学習を継続でき、着実にスコアアップが期待できます。

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※Twitter(X)でいただいたバックワイズをお勧めする投稿

Fラン大学の経済学部卒の私が30歳過ぎてからの学習で英語を話せるようになったのはこの方の学習理論のおかげです。

今日もとてもいいアドバイスをもらえました!ありがとうございました🙇

フィリピン留学に迷ったら絶対はるじぇーさんのところに行きましょう☺️

https://x.com/bboy_Peco1987/status/1960706783716237563
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この記事を書いた人

Backwise共同代表(塾長)・学習カリキュラム担当。
「20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ」の著者。自らも英文法・発音のレッスンを日々提供しています。
フィリピン留学の世界に2012年から関わっています。

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