MSレッスン – Mastering Speaking Lesson, 英会話・英作文レッスン

※バックワイズとトークワイズの共通マニュアルです。

この記事では英語の4技能(読む・聞く・書く・話す)を伸ばすためのレッスン、MSレッスン(Mastering Speaking Lesson, 英会話・英作文レッスン)について紹介をします。

従来のフィリピン留学レッスンとは大きく異なるMS Lessonがあることで、下記の学習目標を達成できます。

2ヶ月の語学留学で中学英文法をゼロから一通り習得できる。中学英文法に基づいた英会話が出来るようになる。

3ヶ月の語学留学で高校英文法を一通り習得できる。高校英文法に基づいた英会話が出来るようになる。

3ヶ月の語学留学でTOEIC200点を上げて、マンツーマンレッスンで英会話・英作文が出来るようになる

また、MSレッスンは他の語学学校では軽視されている「読む」「聴く」「書く」ことを重視したレッスンであるため、非常に特徴的なレッスンとなっています。

目次

MSレッスンの目的

英語4技能(聞く・読む・話す・書く)を全て高めた上で、英会話の能力を向上させることを目的としています。

MS Lessonの主な受講対象者

初級者から上級者まで。TOEIC900点以上などよほど英語力が高い生徒以外は全員受講します。

MS Lessonの流れをまとめたイラスト

語学学校バックワイズの授業の流れをイラストにしたものが下記です。

この流れの学習方法は”反転授業”と呼ばれるもので、語学学校バックワイズの名前の由来ともなっている学習方法です。

反転授業は英語では”backwards classroom”と言います。バックワイズの名前はこれにちなんで名付けました。

英会話の能力を高めるには下記の順番で学習を行うのが効果的です。

1. 英文読解・品詞分解を行う。
2. 書かれている英単語の発音について調べる。
3.リスニング音源を聴き込み、自分も音源を真似して音読する。
4.登場する英単語・英語表現を使って英作文をレッスン前に行っておく
5.英会話のレッスンを受ける。

1から4の学習は英会話レッスンを受ける前にしておくべき予習学習です。

いきなり英会話の練習を始めても、英会話が出来るようにはなりません。1から4の学習を飛ばして、英会話レッスンを受講しているようでは、すでに自分が知っている表現を四苦八苦しながら絞り出すことしか出来ません。

それにも関わらず、世の中の多くの英会話学校、またフィリピン留学の大多数の語学学校は、いきなり英会話の練習から始めます。

一方、語学学校バックワイズでは、英会話のレッスンを受講する前に1から4の予習学習を行ってもらいます。これが他校とは大きく異なる語学学校バックワイズ/トークワイズの反転授業です。

MSレッスンの具体的な学習手順

学習時間の配分

【MSレッスンで想定している学習時間】
1時間のMSレッスン + 3~5時間の予習学習

予習学習でするべきこと 一覧

1. 英文読解・品詞分解を行う。
2. 書かれている英単語の発音について調べる。
3.リスニング音源を聴き込み、自分も音源を真似して音読する。
4.登場する英単語・英語表現を使って英作文をレッスン前に行っておく
5.英会話のレッスンを受ける。

上記の1-4までの内容を予習学習であらかじめ行っておいて下さい。

予習学習でするべきこと 1,2,3 – インプット学習の詳細

1. 英文読解・品詞分解を行う。
2. 書かれている英単語の発音について調べる。
3.リスニング音源を聴き込み、自分も音源を真似して音読する。
4.登場する英単語・英語表現を使って英作文をレッスン前に行っておく
5.英会話のレッスンを受ける。

まず最初にインプット学習に関わる1, 2, 3について記します。

英単語・英文法の新たな知識を増やすためのインプット学習

「(英語学習において)知らないことは聞けない、話せない、読めない、書けない。」

当たり前といえば当たり前かもしれませんが「知らないことは聞けない、話せない、読めない、書けない。」です。

フィリピン留学で長時間のマンツーマンレッスンを受けてもこの原則は決して変わりません。そこに魔法は有りません。

「勉強していないのに、ある日いきなり英語が聞き取れるようになる。」
「勉強していないのに、ある日いきなりペラペラと英語が話せるようになる。」
「勉強していないのに、ある日いきなりTOEIC LR試験で高得点を獲得できる。」

これらは全てフィクションです。現実においては決して起こりえないことです。

「英語力とは語彙力」です。「初級者と上級者の違いは、知っている英単語の数の違い」です。

初級者、中級者が上級者になるためには新たに地道に英単語を暗記していくことは欠かせません。

語学学校バックワイズではレッスン時間を最大4時間に制限しているのは、残りの時間を使って、1日最低4時間は知識をインプットする学習を行うべきと考えているためです。

これは「英語に関する知識を増やすため」です。

【MSレッスンで想定している学習時間】
1時間のMSレッスン + 3~5時間の予習学習

このMSレッスンは1コマ(50分)を受講する場合、3~5時間の予習・復習を行うことを推奨しております。

MSレッスンの予習としては、使用する英文記事毎に「最低20回のリスニング学習+最低10回の音読学習」を2周することを推奨しています。

指定された参考書で徹底的に音読とリスニングの学習を行って下さい。そこある英文を暗唱出来るくらいまで読み込んで下さい。

とても手間のかかる学習法ですが、このインプット学習をマンツーマンレッスン前の予習学習で行うことによってはじめて、あなたは英語を聞けて、話せて、読めて、書けるようになるための準備が整えられます。

予習学習の具体的な手順については下記の記事にまとめているので、ご確認ください。

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【注意!】インプット学習の注意点 英文法の先生は誰ですか?

語学学校バックワイズでは英文法・英文読解をフィリピン人教師が教えることは有りません。

この点が他の語学学校と大きく異なる点です。

バックワイズの英文法・英文読解の先生は「参考書」です。持参した参考書から英文法・英文読解を学んで下さい。

その上で学んだ表現を実際に試す相手がフィリピン人教師たちです。

フィリピン人教師たちは、先生というよりは、生徒のみなさんの英会話・英作文能力を高めるパートナーだと考えて下さい。

予習学習でするべきこと4 – 英作文作成、アウトプット学習の詳細

1. 英文読解・品詞分解を行う。
2. 書かれている英単語の発音について調べる。
3.リスニング音源を聴き込み、自分も音源を真似して音読する。
4.登場する英単語・英語表現を使って英作文をレッスン前に行っておく
5.英会話のレッスンを受ける。

参考書を読み込み、知識を十分にインプットした段階で、レッスン前の宿題として英作文を作成します。

4Sレッスンはこのように英作文(アウトプット)を前提としたものです。この点が日本の受験予備校やTOEIC LR試験の対策塾の違いです。

インプット学習で学んだ表現を、英作文としてアウトプットします。

英作文の具体例 高校英文法を使った英作文

下記はTOEIC400点台で高校英文法を学んでいたMayuさんが実際に作成した英文です。

Mayuさんが実際に作成した英作文 

※間違いもありますが、そのまま載せています。

I had mistaken order the clothes size so couldn’t have weared.

Do you know that the budget meeting schedule has changed?

Employees were allocated task to work on for the next year.

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英作文の具体例 TOEIC800点以上の上級者

次はTOEIC800点以上の上級者であるナオトさんが実際に作成した英文です。

最終的にはこの水準に到達できることを目指して学習を進めて行って下さい。

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MSレッスン中に行うこと

指定教材の音読テスト

MSレッスンの冒頭では実際に学んだ英文を音読が出来るかどうかをフィリピン人講師に確認テストをしてもらいます。

「なぜ音読?」と疑問に思う方のために説明をすると、音読は「手に持った英語参考書の英文を見ながら読み上げる」という行為です。

それに対して、英会話とは「手に持った英語参考書の英文を見ることなく音読したもの」だからです。つまり、音読すら出来ない人は英会話は当然出来ません。

まずは音読学習を通じて、聞き手に通じるだけの英文を読み上げることが出来るようになります。

フィリピン人講師達が聞き手に回って、あなたの音読が適切に出来るかどうか、発音・訛り・文の強調が出来ているかどうかを確認テストしてくれます。

バックワイズでは「音読+リスニングを毎日3~5時間はすることを推奨しています」。

バックワイズに留学中に英語力を伸ばすのは「音読」と「リスニング」の両方を徹底的にやり込んでいる人たちです。

英作文・英文エッセイの宿題確認

「予習学習でするべきこと4 – 英作文作成、アウトプット学習の詳細」で行った、レッスン前に作成した英作文をフィリピン人講師に添削してもらいます。

フィリピン人講師に添削された英文。添削された文章が瞬時に頭の中で行える様になれば、英会話はよりスムーズになる。

英語が話せるようになる前に、実は英語が書けるようになる必要が有ります。英作文できない文章は、実は英会話で使いこなすことが出来ない表現です。

言ってみれば「60秒で英文を作るのが英作文」で「頭の中で1秒間で行う英作文が英会話」と言えます。

英会話のロールプレイ

英作文が出来るようになったら次は英会話の練習です。

MSレッスンでは英語参考書に登場した英単語を使用して英会話を行う、という英会話のロールプレイレッスンが含まれています。事前学習で学んだ英語表現が使いこなせるかどうか、レッスン中に確認下さい。

MSレッスンで使いこなせるようになった表現はグループレッスンやスピーキングレッスン、スピーチコンテストで実際に使用して下さい。

MSレッスン注意点 教材をどれだけ進めれば良いか

※この項目はバックワイズの生徒にのみ向けて書いています。

バックワイズでは日本人教師のグループレッスンで、MSレッスンで使用する教材をより深く理解できるサポートをしています。

その日本人教師のグループレッスンで注意すべき点について下記記事にまとめています。バックワイズの生徒はこちらの内容も一読ください。

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まとめ MSレッスンで行うこと

1. 英文読解・品詞分解を行う。
2. 書かれている英単語の発音について調べる。
3.リスニング音源を聴き込み、自分も音源を真似して音読する。
4.登場する英単語・英語表現を使って英作文をレッスン前に行っておく
5.英会話のレッスンを受ける。

上記5つのことを実行して英語で読む・聞く・書く・話すの4技能全ての向上を目指すのがバックワイズのMSレッスンです。

最後に改めてもう一度MS Lessonの流れをまとめたイラストを紹介します。

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