フィリピン留学/セブ島留学の留学エージェントは無料ではない – 語学学校から留学エージェントへ支払う紹介料は30%前後

フィリピン留学もその他の国の語学留学において、留学エージェントや口コミサイトを使う方々多いです。

英語力がない初級者でも日本語で問い合わせられますし、留学エージェントや口コミサイトに対して相談料を支払うこと無く、無料で利用できることが人気の要因です。

ただし、無料の留学エージェント(口コミサイト)は実際は無料ではありません。

留学エージェントは無料!という広告がSNSに多く現れますが、実際は無料では有りません。

この記事では紹介料無料の留学エージェント(口コミサイト)が実際は生徒の留学生から紹介料金をいくら受け取っているのかについてまとめました。

※記事の中では「口コミサイト」も留学エージェントと同一扱いしています。文字数が多くなるため、以降は「留学エージェント」で統一します。

目次

留学エージェントは当然「無料」ではない。

留学エージェントは「完全無料」と集客を行っていますが、これは生徒の方々から紹介料を直接受け取らないと言っているだけです。

留学エージェントも無料で仕事をしていると生きていくことが出来ません。

ではどこからお金を得ているのかという語学学校に留学生を紹介することで紹介料(コミッション、キックバック)をもらうことで売上を上げています。

留学エージェントも無料でサービス提供をしているだけでは商売として当然成立しません。

ではその手数料はどれくらいの金額になるでしょうか。おそらく読者の方々が想像している以上に大きな割合になっています。

フィリピン留学では30%のコミッション(紹介料)が一般的

フィリピン留学の語学学校に留学エージェントが生徒を紹介した場合、紹介料は生徒が支払う金額の30%前後です。

人気が高く直接集客も出来る語学学校では20%前後、逆に人気がなく集客が難しい語学学校の中には紹介料を45%も支払っている語学学校も有ります。

学校と寄宿舎を一体管理している大型校が多いセブ島留学の語学学校の方がコミッション率は高い傾向にあります。

具体的な金額として見てみると、3ヶ月(12週間)のフィリピン留学費用で80万円を語学学校に支払った場合、通常は24万円が留学エージェントの取り分になり、語学学校が受け取る金額は56万円になります。

それぞれの語学学校は留学エージェントに支払った紹介料を除いた残りの金額の中から、フィリピン人講師の人件費、校舎の家賃・管理費、毎日の食事の原材料費を出すことになります。

留学する生徒の方々は80万円(3ヶ月留学の場合)を支払っているので、当然その金額に見合ったレッスン、宿泊施設、食事を期待されます。

でも、実際のところ語学学校が使える金額は支払った授業料の7割(56万円)になります。

なぜ留学エージェントは特定の語学学校ばかり紹介するのか

留学エージェントも当然ビジネスですので、お金を稼ぐ必要有ります。

そのため、目的や行きたい場所を明確に伝えてるにもかかわらず、その希望と合っていない語学学校を勧めてくることが有ります。

これは留学エージェントにとっては紹介することで儲かる語学学校、紹介料が高い語学学校へと誘導しようとしているためです。

営業活動が有利になるように、大手留学エージェントの場合だと、東京だと新宿や渋谷、大阪だと梅田、名古屋なら名駅周辺・栄といったアクセスの良いターミナル駅周辺に店舗を構えていることが多いです。

こういう良い立地の不動産は当然家賃が高いです。東京だとひと月あたりの家賃だけで数十万円、場合によっては100万円を超える物件も有ります。

ウェブ広告も頻繁に打たなければなりません。留学カウンセラー(営業社員)も店舗に配置する必要が有ります。

こういった費用を上回る利益を上げるために、どうしてもコミッション率の高い英語学校を勧める傾向があるようです。

給水器にボウフラ発生! – 紹介手数料が高い語学学校だと、施設面が貧弱なことも

留学エージェントに紹介された語学学校で飲料水が入ったウォーターサーバーにボウフラが湧いているというSNS投稿が有りました。

これは留学エージェントへの紹介料金が高すぎて、校舎や校舎を管理する清掃スタッフに十分なお金が回っていなかったのかなと私は推測しました。

(Short動画で詳細解説しています。)

給水金にボウフラが発生したことを告発する投稿

120万円の授業料と30万の諸経費(航空券、VISA、外国人登録証等)を支払って
フィリピンで6ヶ月留学頑張ろうとしたけど
ご飯はまずいわ
停電、断水でトイレもシャワーも浴びれない。
不衛生すぎてウォーターサーバーの水からボウフラが出るレベル。
だから1ヶ月早めて帰ることにした。。。
流石にこれは無い https://www.threads.net/@joe_masato/post/C-7lGg1v6LE

SNSに投稿されていたボウフラの動画

「手数料無料!」でも途中キャンセルしたら、キャンセル料が80%以上取られる!?

「給水器にボウフラが出るような不衛生な環境は耐えられない!」とキャンセルを申し出た方、なんとキャンセル手数料で80%を超える金額を請求されていました。

この留学エージェント(留学情報館)は手数料無料!と言って宣伝していたのに。。。

留学情報館は「手数料無料」と宣伝しているが、キャンセル料金は80%を超える。

(実際の投稿にあった画像。キャンセルの計算式は画像の下にまとめました。)

留学エージェント(留学情報館)とのやり取り

キャンセル料が80%を超える金額だと分かる計算式

支払った総額 204,000円。

留学途中のキャンセルだったため、半額の102,000円のみ返金。

そこからさらに留学エージェントへの運営費(語学学校への紹介料 30%)を30,600円が引かれて、再度留学エージェントへのキャンセル料33,000円を引かれた。

結果、手元に戻ってきたのはわずか38,400円。支払った金額は204,000円だったので、キャンセル費用の総額は165,600円。

支払った金額の約81%(165,600円+銀行振込手数料)といった極めて高額なキャンセル料を支払う必要がありました。

(補足)このキャンセル料金詳細については下記の投稿に基づいています。

フィリピン留学散々だったわー
シャワーのヒーターのケーブル切られて4日も水シャワーだし
停電はするわ断水するわ
ウォーターサーバーから蚊の幼虫がでてくるわ
サラダからハエがでてくるわ
シャワーの水は茶色いし塩辛い
挙句に1ヶ月早く帰ろうとしたらエージェント(留学情報館)からぼられるわ 本当にやばい😅😅😅 https://www.threads.net/@joe_masato/post/C-tg8tyybD2

「サポートは完全無料!」…「サポートは実態として無料ではない」

30%を超える手数料、80%を超えるキャンセル料を取る留学エージェントがいるため、SNSでいくら「サポートは完全無料!」というものを見てもそれをそのまま信じてはいけません。

一部の消費者庁の資料でも、「サポートは実態として無料ではない」のだから、「語学留学業界の慣行を利用者に正しく説明する必要がある」と注意喚起されています。

留学エージェントは無料!という広告がSNSに多く現れますが、実際は無料では有りません。

特にこの「サポートは完全無料!」と言って集客している留学エージェントのスタディーイン(StudyIn)に関して補足すると、定期的に私のところに被害報告の情報が来るので、避けるべき地雷留学エージェントです。

studyinの動画流れてくるとお腹痛くなる、人生めちゃくちゃにされました

留学エージェントが強く勧めない語学学校、全く紹介しない語学学校

自社で集客できるだけの人気がある語学学校は留学エージェントを通す必要が有りません。

当然留学エージェントに尋ねても、紹介されることは有りません。

また、留学エージェントを通している場合でも、自社で集客がある程度できる語学学校は紹介料が低くなります(20%前後)。語学学校バックワイズも自社の直販留学エージェントである語学学校バックワイズを経由して集客しております。

そのため、留学エージェントは積極的にこのような語学学校は紹介することは有りません。

つまり、留学エージェントが紹介するのは基本的には自社で集客が満足に出来ない語学学校になります。

そして当然ですが、自社集客が出来ない語学学校というのは「英語力を満足に伸ばせない語学学校である」ことが大半です。

紹介料無料の留学エージェントを通して成約する場合には、こういった留学エージェントにとって不都合な事実も知っておく必要が有ります。

特にフィリピン留学の場合には、自社集客をしている語学学校は珍しくないですから。※この記事を書いているバックワイズも自社の直販留学エージェント、株式会社バックワイズ経由で集客をしています。

留学エージェントを通す場合、通さない場合、語学学校が使える経費の比較

留学エージェントを通さずに自社の直販留学エージェント経由で集客する場合、もちろん販管費(営業費用)は発生しますが、通常は留学エージェントに負担する金額(売上の30%前後)よりは低くなります。

特に友人や卒業生からの口コミ紹介の場合ですと、仲介手数料はほぼゼロ円です。

そのため、3ヶ月で留学エージェントを通さずに留学をする場合には、施設管理費・人件費・食費などに使用できる金額が最大で24万円の差が付きます。

【留学エージェントを通さずに自社集客している場合】生徒が支払う授業料 3ヶ月留学 80万円 = 語学学校が使える経費 80万円

【留学エージェントを通して集客する場合】生徒が支払う授業料 3ヶ月留学80万円 - 留学エージェントへのキックバック24万円 = 語学学校が使える経費 56万円

どちらのサービスの方がコストパーフォーマンスが良いかは考えるまでもないですね。

留学エージェントを通す場合には、「紹介料・手数料・サポートが無料!」と言っている留学エージェントにキックバック費用が発生しますし、途中キャンセル時には80%を超える高額なキャンセル料を請求されることもあります。

こういった語学留学業界のビジネスモデルを頭の片隅に置いた上で語学学校を選んでいきましょう。

留学エージェントを完全に否定するわけではないが、現状の30%の紹介手数料は高すぎる

留学エージェントというビジネス事態は完全に否定する意思はありませんが、現状の30%以上の紹介手数料はさすがにいきすぎです。

ここまで高額な紹介手数料を取られると、語学学校側では「フィリピン人教師たちの給料・人件費」「生徒の食費」を削っていかないと商売が成立しません。

私個人の考えではありますが、紹介手数料は上限20%が適正な割合だと思います。

現状の高すぎる30%を超える紹介手数料では、現場にいるフィリピン人教師・フィリピン人スタッフ、また留学する生徒自身にも不利益が出る高さです。

留学エージェントへの高額な紹介料をなくすことで食事の原価率を上げることが出来ます。

語学学校バックワイズは外部の留学エージェントを通さず、自社の直販留学エージェント経由集客しているため、留学エージェントを通している語学学校よりもコストパーフォーマンスがとても良くなっております。

留学エージェントを通していないので、食事に使える原価も高く出来ます。

寮で提供された韓国料理

(比較)集客・宣伝費用にお金を使いすぎて、食事の原材料費を削っている語学学校の食事

(バックワイズでお好み焼きを提供した際のShort動画)

語学学校バックワイズで提供される韓国風海苔巻きのキンパ ※調理している際の動画はこちら

最大44,000円割引! 秋の留学応援キャンペーンを実施中です

※Twitter(X)でいただいたバックワイズをお勧めする投稿

Fラン大学の経済学部卒の私が30歳過ぎてからの学習で英語を話せるようになったのはこの方の学習理論のおかげです。

今日もとてもいいアドバイスをもらえました!ありがとうございました🙇

フィリピン留学に迷ったら絶対はるじぇーさんのところに行きましょう☺️

https://x.com/bboy_Peco1987/status/1960706783716237563
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この記事を書いた人

バックワイズ代表。韓国の大学院に留学していたことがあるので、韓国語に堪能で、韓国の事情に詳しいです。

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