受験勉強をした大卒の方・大学生の方がフィリピン留学・バックワイズに学びに来ることが多いですが、その場合でも多くの方が中1英文法からの学び直しから学習を開始します。
中1英文法から始めない残りの人たちの大半も中2英文法から学習を開始します。
そのため、この記事に書かれているような中学校での英語授業の惨状は十分にあり得ることだと思いました。中学で学ぶ英文法を十分に理解している学習者は少数派です。
(参考)以前にも今回の記事と同様のことが新聞記事になっていたので、その際にもブログ記事としてまとめました。
中学英語の学習量が以前よりも大幅に増えた。学習速度が速すぎる。
「can」は以前は中1の終わりに習っていたが、入学間もない時期に扱うように。
高校で習っていた仮定法や現在完了進行形を中学で教えるなど、文法の学習事項が前倒しになっている。
Canは中学1年の英文法の中盤以降に有ります。
このCanは「be動詞」「一般動詞」「否定文」「疑問文」「基本品詞(代名詞・形容詞・副詞・前置詞の理解)」を学んだ後に学ぶものです。以前の学習カリキュラムでは中学1年の後半の時期に学ぶものでした。
具体的に述べると、下記の一般動詞の疑問文の作り方が理解出来ていないと、Canの疑問文についても理解出来ないです。
こういった基礎知識が十分に定着していない状態で、中学に入学してすぐにCanについて教えても生徒がまともに理解できるとは到底思えないです。
これでは学習速度が速すぎて授業についていけない生徒が大量発生するのも納得です。
(参考)従来は高校英文法で学んでいた「現在完了進行形」「仮定法過去」を現在は中3で学びます。
仮定法が中学英文法に入っているのを初めて確認した時に、私自身かなり驚かされました。
下記はどちらも中学3年生向けの英文法教材です。
現在完了進行形は「現在完了形」と区別して理解する必要が有ります。
仮定法過去は特殊な構文を使うため、なぜ”過去形”を使う必要があるのかを理解していないと全く知識として定着させられません。仮定法を理解することは普通の中学生にはかなり難しいと思います。
覚える英単語の量が多すぎる
新指導要領で単語数が急増 実質2倍も
新指導要領で、中学で扱う単語は従来の1200語程度から1600~1800語に急増。20年度から始まった小学校の教科「外国語」では単語の暗記にはあまり時間を割かないため、生徒によっては小学校で扱う600~700語も実質的に中学校で覚える。場合によっては従来の倍以上の2500語を習うことになる形だ。
学習速度が速くなっているので、当然覚えるべき英単語の量も多くなっています。
これも学習法を工夫をすればこなせなくはない量ですが、従来型の机に向かって暗記したり、暗記カードを使って暗記するという学習法しか知らない場合にはかなり厳しいかなと思います。
※下記はお勧めできない”時代遅れ”の学習法です。
日々のリスニング学習時間 ”0分”
学校の英語教材にはQRコードが付き、気軽にリスニング学習ができるようになりました。
耳からの学習(リスニング学習)を取り入れられれば、増えた2,500語の英単語・英語表現について学ぶことは可能です。
ただし、現役の中学生・高校生に訊いてみると、このQRコードはほぼ全く使っていないようです。
そのため日々のリスニング学習の時間が「0分」の生徒が大多数です。
これでは「リスニング学習の指導をしてもらえる塾に通っている生徒」と「そうでない生徒」の間で差はますます広がり続けます。
例えば、リスニング学習の指導がされた生徒であれば、英文を暗記する際に必ずリスニング音源を聴きながら”耳を使って”英文を覚えます。
下記画像はGoodNotes(画面左)とリスニングアプリ(画面右)をiPadで併用している場面です。
リスニング音源無しで学習する場合と比べると、英文の暗記効率は文字通り数倍どころか、数十倍違います。
(過去に書いたリスニング時間「0分」に関する関連記事)
発音の知識も当然”ゼロ”
言わずもがなですが、リスニング学習が満足に出来ていないので発音に関する教育も当然行われていません。
英検準1級レベルで、分詞構文や仮定法過去完了といった難易度が高い英文法について熟知している学生でも、発音に関する知識が全くないのは珍しいことでは有りません。
具体例を1つ挙げると、日本人が苦手だと散々言われている”R”の発音ができる学生は本当にわずかしかいないです。
Rの発音をする際にはちゃんと舌を折り曲げられていますか?
基本の母音すら知らない
本当に基本的な発音の知識すらない場合、日本人の特殊な発音について知っている相手としか英会話が成立しません。
例えば下記の基本母音を区別せずに発音していると聞き手は混乱してしまいます。
æ, ə, ɚ, ɔ
英語発音に学ばれた人は知っていますが、これらは最初の最初に学ぶ母音です。
これらについての知識がなければ、英会話で苦労するのは当然ですが、英語の聞き取りについても大きな制約が課されることになります。
実は中学英語はそこまで難しくないし、学習量もこなせない量ではない
ここまで現在の中学英語は難しくなったぞ、という話をしてきました。
でも正しい学習方法を知っている人からしたら、そこまで難しくもなっていないし、学習量もこなせない量ではないです。
実際フィリピン留学・バックワイズで中学英文法の学び直しをする場合には、知識がゼロからでも中学1年生の範囲であれば、3~6週間で一通り終わらせることが出来ます。
(3週間で中学1年生が学ぶ英文法の範囲を終わらせた方の体験談)
これは英語学習について熟知している指導者の元で、「適切な学習法に従って」、「適切な難易度の教材を使用し」て初めて可能になることです。
現状の学校教育でも同様のことが実現可能かと思います。
現状では学校の英語教育について行くのための”自衛”が必要
残念ながら学校の英語教育だけではまともな英語力は身に着けられないのが現状ですので、”自衛”をお勧めしています。
中学1年生になってすぐに”can”について教えられてもまともに理解できる生徒はごく少数しかいないです。
塾などであらかじめ学習している生徒しかついていけないでしょう。
こんなにも速いペースで学習を進めているようでは、英語嫌いの生徒を量産するだけです。
私自身は改善案が山程思いつくのですが、日々英語嫌いな生徒が生まれ続ける現状を歯がゆく思います。
(参考記事)
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語学学校バックワイズを3分で紹介! – 日本語教材が使えて、日本人教師がいる唯一の語学学校
語学学校バックワイズはフィリピン留学で「日本語で書かれた教材を使用」し、「日本人の英語教師がレッスンを行う」唯一の語学学校です。
「20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ」を出版した著書が最適な英語参考書を選び、その参考書を使った授業を提供しております。
日本語教材と日本人教師のサポートによって、語学学校バックワイズではフィリピン人教師達とのマンツーマンレッスンを最大限に活用出来ます。
そしてバックワイズは「中学1年生の基礎の基礎から学び直したい初級者」から「TOEIC900点以上の上級者」まで受け入れている語学学校です。
フィリピン留学で最も英語力を伸ばせる語学学校 – 実際の教材と学習体験談を紹介
下記の3つのレベルに応じてそれぞれ紹介しているのでご自身に合ったレベルの記述を読み進めて下さい。
(1) 中学生が学ぶ英文法レベルから学び直す場合
(2) 高校英文法レベルから学び直す場合
(3) 3ヶ月でTOEIC200点アップを目指す
(4) TOEIC800点以上の上級者クラスでは実践的なニュースレッスンを実施
(1) 中学生が学ぶ英文法レベルから学び直す場合
大多数のフィリピン留学の学習者が中学英文法から学び直しています。
中学1年生までの英文法を学べば英語アレルギーは無くなり、最低限の英会話が出来るようになります。
中学3年生までの英文法を学べば海外旅行や日常生活で簡単な英会話が使いこなせるようになります。
中学1年生の初級レベルから日本で販売されている有名参考書を使って、日本人教師のサポートによって学ぶことが出来るのが語学学校バックワイズの大きな強みです。
フィリピン留学やその他の国々の語学学校では下記教材のように英語で英文法を学びます。見ればすぐに分かりますが、英語で学ぶ教材では初級者・中級者が学ぶのは極めて困難です。不可能であるとすら言えます。
下記は中学1年生~中学2年生が学ぶ助動詞 can, could についてです。
一方、語学学校バックワイズでは日本語教材を使用します。同じく「中学1年生~中学2年生が学ぶ助動詞 can, could について」ですが、理解度が全然違うのが一目瞭然かと思います。
そしてこの教材をどのように使えば良いのかに関しても日本人教師が毎週のレッスンを通じて指導し、その上でフィリピン人教師とのマンツーマンレッスンで学んだ表現を使いこなせるように練習をします。
また、バックワイズでは発音矯正のレッスンにも力を入れています。下記はYoutuberの方が発音矯正レッスンを受講されている際の様子です。
このようにして語学学校バックワイズでは
という学習目標を達成出来るようにしています。
実際に英語力ゼロからフィリピン留学をし、3週間で中学1年生が学ぶ英文法の学習を終えられた方の学習体験談を下記に紹介します。
同じく中学1年生の英文法から学び直し、高校英文法まで学習された方の学習体験談
(2) 高校英文法レベルから学び直す場合
英語で高校英文法を学ぶのは極めて難易度が高いです。
フィリピン留学やその他の国の語学が留学では下記教材のように英語で英文法を学びます。見ればすぐに分かりますが、この教材で学ぶのは上級者でもかなり困難です。
高校英文法の難関の1つである仮定法過去完了を英語で学ぶと下記のようになります。
一方、語学学校バックワイズでは日本語教材を使用します。同じく「高校英文法の仮定法過去完了について」ですが、理解度が全然違うのが一目瞭然かと思います。
語学学校バックワイズではこのように日本で販売されている有名参考書を使って、その上で毎週日本人教師のレッスンのサポートによって、中学3年生レベルの知識がある方であれば、3ヶ月の留学期間で高校英文法を一通り学び直せます。
英単語・英語表現を学ぶ教材は下記のレベルまで読めれば高校1年生レベルです。下記は赤毛のアンの著者(ルーシー・モード・モンゴメリ)についての記事です。日本人向け教材を使用しているため、日本人に馴染みが深い話題を取り扱っています。
本文の中に発音記号を多数書き込んでいる点にも注目下さい。語学学校バックワイズは発音矯正にも力を入れているため、英文法だけでなく、英語の発音についても学べます。
このようにして語学学校バックワイズでは
という学習目標を達成出来るようにしています。
高校英文法を学ばれた大学生の体験談は下記になります。
(3) 3ヶ月でTOEIC200点アップを目指す
語学学校バックワイズではTOEIC LR試験の公式問題集を使い、フィリピン人教師とのマンツーマンレッスンで英会話能力を高められます。その上でTOEIC試験の点数も短期間で大幅に高めることが出来ます。
日本人教師のレッスンでは下記のレッスンノートを使いながら「英文の品詞分解」「TOEIC試験の解放テクニック」を教授しています。
フィリピン人教師から学ぶのが困難な難易度が高いReading Partに関しても、語学学校バックワイズでは日本人教師と一緒に取り組みます。
日本人教師のレッスンによって、フィリピン留学ではこれまで出来なかったReading Partの点数も伸ばせるのが語学学校バックワイズの大きな特徴です。
(語学学校バックワイズで実現出来ること)
実際にReading Partの点数を伸ばされた留学生の体験談は下記になります。
(4) TOEIC800点以上の上級者クラスでは実践的なニュースレッスンを実施
試験対策ではなく、英会話・英作文の能力を伸ばしたい上級者向けにはニュース記事を使ったレッスンを行っています。
※このニュースレッスンは易しい記事はTOEIC500点以上の中級者向けに、難易度が高い記事はTOEIC800点以上の上級者向けで実施しています。
TOEIC L&R試験やIELTS試験と相性が良いニュース記事を使ってレッスンを行っています。
下記は日本酒の獺祭がNew Yorkで発売された際のニュース記事です。
2023年10月に起きたイスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区侵攻といった最新の時事ニュースもレッスンでは取り上げます。
TOEIC800点を超える上級者の留学体験談は下記になります。
他の語学学校では決して成し遂げられない学習目標
上記の語学学校バックワイズにしかない特徴によって、下記の学習目標を達成出来ます。
上記の学習目標はフィリピン留学の他の語学学校では決して成し遂げられないものばかりです。
語学学校バックワイズに語学留学をすれば、上記の目標が実現可能です。
バックワイズの学習カリキュラム総責任者である柴田 @HAL_J は10年以上フィリピンの語学学校に関わっています。その10年以上の経験を踏まえた最新の学習カリキュラムを語学学校バックワイズで提供しております。
バックワイズの紹介動画
バックワイズ学習面の特徴についてまとめた動画を公開しています。約5分間の動画でバックワイズが他のフィリピン留学の語学学校とどう違うのかを確認出来ます。