中学英単語のおすすめ参考書2冊|英文読解・リスニングまで伸ばす4ステップ勉強法

中学英文法の内容を一通り学び直した学習者が次に取り組むべきは、英単語・英文読解・リスニングの学習です。
たくさんの英文を読み込み、聴き込むことで一通り身につけた英文法の知識を定着させていきます。
「同じ英語表現を異なる文脈で7回遭遇してはじめてその英語表現が使えるようになる」と言われていることを実践する必要が有るのです。
本記事では中学英文法の学習が一通り終わった方向けに、英単語・英文読解・リスニングの学習方法を紹介していきます。
中学英文法の学習がまだ終わっていないという方は下記の記事を先にご覧下さい。

英単語帳は2つのタイプが有る。それぞれの使用方法について。
英文法の知識が身についたら、次はどんどんと新しい英単語・英語表現を学んでいきます。
そのためには英単語帳を使うのが効率的ですが、英単語帳には大きく分けて2つのタイプがあり、それぞれ役割が異なります。
英単語帳は大きく2つに分けられる
英単語帳には大きく分けて次の2種類が有ります。
- 一覧型の英単語帳
- 文脈の中で覚える英単語帳
最初から1冊の英単語帳で完璧に覚えようとするのではなく、まず一覧型の英単語帳で「薄く広く」覚え、その後に英文の中で同じ英単語に何度も出会いながら「狭く深く」覚えていくのがお勧めです。
それぞれについて紹介していきます。
1. 一覧型の英単語帳 – 320例文で効率よく覚える 中学英単語・熟語2000
英単語と日本語訳が対になって、基本的には短め語句や例文が一緒になって、1冊の本の中にぎゅっと情報を詰め込んだものになります。
中学英語からやり直す場合、後で紹介する長文の中で英単語を学んでいくのが難しいです。
そのため最初にお勧めする英単語帳は下記の320例文で効率よく覚える 中学英単語・熟語2000です。この英単語帳はいわゆる英単語帳タイプのものです。

320例文で効率よく覚える 中学英単語・熟語2000の本文は下記画像です。

1つの英文の中に必須英単語が複数入れられているので英単語と日本語訳が並べられている英単語帳よりも効率よく学ぶことが出来ます。
このように1つの英文の中にできるだけ英単語・英語表現を詰め込んでいくのはDUO 3.0が有名ですね。本書もこのDUO 3.0と同じ系統の参考書です。

本書、320例文で効率よく覚える 中学英単語・熟語2000を使って、まずは必須英単語を一通り「薄く広く」覚えてしまいましょう。
この段階では、1つ1つの英単語を完璧に覚える必要はありません。英単語を見て日本語訳が思い浮かぶ、日本語訳を見て英単語が思い浮かぶ程度まで覚えれば十分です。
最初の英単語帳で時間をかけて完璧に覚えようとするのではなく、まずは中学レベルの英単語を一通り頭の中に入れることを優先してください。その後、英文読解やリスニング学習を通じて同じ英単語・英語表現に何度も出会うことで、徐々に「狭く深く」覚えていきます。
使用上の注意点
英文の中で英単語を学んでいく形式ですので、最低限の英文法知識がないと本書は使いこなすことが出来ません。
具体的には、Level1の英文を理解するためには中1レベルの英文法を全て理解しておく必要が有ります。
Level2の英文を理解するには中2レベルの英文法の知識が必要になります。
そのため、まずは下記記事で紹介している参考書で中3レベルまでの英文法知識を先に身に付けてしまうのがお勧めです。

2. 文脈の中で覚える英単語帳 – 速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.4
英単語帳のもう1つのタイプは高校受験・大学受験のベストセラー参考書で有名な速読英単語シリーズに代表される、英単語・英語表現を長文英語の中で実際に読み込みながら覚えていく英単語帳です。
この文脈の中で覚える英単語帳の最大のメリットは、英単語を実際の英文・場面と結びつけて「狭く深く」覚えられることです。
一覧型の英単語帳で「英単語=日本語訳」として薄く広く覚えた英単語を、今度は長文の中で読み、音声で聴くことで定着させていきます。同じ英単語でも、英文の中で出会うことで「どのような場面で、どのような英単語と一緒に使われるのか」まで学べます。
さらに本文に登場する英文を音読・暗唱してしまえば、そのまま必要な場面で覚えた表現を使用できるようになります。つまり、英単語を覚えるだけでなく、英文読解・リスニング・英会話・英作文の能力も一緒に伸ばせます。

文脈の中で覚える英単語帳の使用する上で注意すべき2つのこと
文脈の中で覚える英単語帳はいい事だらけに思えますが、2つ学習上の注意点が有ります。
(注意点1) 英文を正確に読める力が必要であるため、英文法の知識が必要である
(注意点2) ある程度以上の英単語をあらかじめ知っていないと、分からない英単語が多すぎて挫折する可能性が高い
そのため最低限下記で記した準備が必要になります。
文脈の中で覚える英単語帳を使いこなすための準備
これから紹介する文脈の中で覚える英単語帳を使いこなす必要条件は次に紹介する参考書を終わらせていることです。
まずこの記事の前半で紹介した320例文で効率よく覚える 中学英単語・熟語2000を終わらせておきましょう。

また中学英文法の知識が欠けている方は、下記記事で紹介している参考書を使って、中3で学ぶ英文法まで学んでおきましょう。

速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.4について
ここから文脈の中で覚える英単語帳、速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.4を紹介します。

英会話レッスンを始める方、海外旅行をする方、語学留学をする方(フィリピン、アメリカ、オーストラリア、カナダ、イギリスなど)、ワーキングホリデーをする方、この方々にお勧めなのが、速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.4です。
本書ではアメリカ英語で日常的に使用される英会話表現が紹介されています。そして、社会人の方で英語を学び直すのにお勧めの参考書が本書です。
最初に紹介した320例文で効率よく覚える 中学英単語・熟語2000は実は高校入試や英検対策のために作成されたものです。また、Z会の速読英単語 必修編は大学入試のために作成されたものです。
一方、Basic2400は違います。こちらの教材は入学試験や英検対策のためではなく、日常会話を学ぶために作成されたものです。そのため、日本の受験参考書とは扱っている話題がけっこう異なります。
以下、Basic2400で日常的に使用される英会話表現について分かる記事をここから3つ紹介していきます。
体調不良に関する記事

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死ぬまでにやりたいことリスト

中学英語から学び直したい方へ|バックワイズの英語学習相談
この記事を書いている柴田 @HAL_Jは、オンライン英語学習塾「ハルヨン」とフィリピン留学の「バックワイズ」で、英語学習カリキュラムの設計を統括し、実際に英語教師としてレッスンも担当しています。
ハルヨンとバックワイズでは、中学英単語を「単語帳で覚えて終わり」にせず、正しい発音を学び、英文を読み、聴き、そして実際の英会話で使うところまで一貫して学習します。覚えた英単語を実際に使える英語にするところまで取り組みます。
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中学英単語・お勧めの参考書、どのようにやり込んでいくか。
それぞれの参考書をどのように使っていくかを最後にまとめました。
中学英単語は、最初から1冊の英単語帳だけで完璧に覚えようとする必要はありません。「薄く広く覚える→発音を学ぶ→英文の中で狭く深く覚える→音読・暗唱する」という4ステップで学習を進めます。

1. 最初に薄く広く英単語を学ぶ

320例文で効率よく覚える 中学英単語・熟語2000を一通り読み切って、最初に薄く広く、必須となる英単語について学びます。
この段階では1つ1つの英単語を完璧に覚えることを目指さず、英単語と日本語訳を結びつけて、中学レベルの英単語を一通り頭の中に入れることを優先します。
1つの英単語に時間をかけすぎず、「この英単語を見たことがある」「だいたいの意味が分かる」という英単語を増やしていきましょう。
この段階で完璧に覚えられなくても問題ありません。次の発音学習、そして英文を読み、聴く学習の中で何度も同じ英単語に出会いながら、少しずつ定着させていきます。
2. 英単語の正しい発音を学ぶ
英単語を日本語訳だけで覚えて終わりにしてはいけません。英単語の正しい発音を確認し、英単語の「文字・意味・音」を結びつけて覚えていきます。
特にこれからリスニング・音読・英会話の学習に進むのであれば、自己流のカタカナ発音で英単語を覚えてしまわないようにしましょう。
「発音矯正レッスンは本当に高校1年生の時に受けたかった」
バックワイズで8週間のフィリピン留学をしたJuriさんは、高校時代に発音を学ばないまま大量の英単語を暗記していました。その後、バックワイズで初めて本格的に発音を学び、次のように話しています。
「発音矯正レッスンは本当に高校1年生の時に受けたかったです。」
「学校で高校1年の時にたくさんの英単語を憶える課題が有りました。当時は発音の知識がないまま暗記していました。」
「でも、発音について学んだいま読み返すと、全部間違った発音で覚えていたことに気付かされるので、それは嫌だなと思っています。」
「日本での受験勉強や塾では発音記号を全く意識していなかったから、日本語とこんなにも音の違いがあるんだという新鮮な驚きが有りました。」
「発音は今回はじめてちゃんと学んだので、バックワイズで英語の発音について一から勉強できて楽しかったです。」
Juriさんの体験からも分かるように、大量の英単語を間違った発音で覚えてしまってから修正するよりも、英単語を本格的に覚え始める段階で発音の基礎を学んでおくのがお勧めです。
(参考:Juriさんのフィリピン留学体験談)
発音について体系的に学んだことがない方は、下記の記事を参考にして、大量の英単語を間違った発音で覚えてしまう前に発音の基礎を学んでください。

3. 長文を読み、聴く中で英単語を定着させる

速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.4を読み込み、リスニング音源を聴き込みましょう。
中学英文法から学び直した及川さん「長文英語が読めるようになってくると学習が楽しくなりました」
実際にバックワイズで中学英文法から英語を学び直した及川賢信さんも、英文法の学習を終えてBasic2400に進んでから、英語学習が楽しくなってきたと話しています。
「英文が1つ1つ載っている英文法の参考書から長い英文が載っている参考書(Basic2400)になってから学習が楽しくなってきました。」
「書かれている英文から人間の感情を読み取ることが出来ました。」
「そしてその英文を音読することで、自分が英語を口から出すことも楽しかったです。」
「基礎固めの中学英文法は淡々と学習していましたが、英文法が分かって英文が読めるようになってくると学習が楽しくなりました。」
英文法を学ぶだけで終わらず、実際に長い英文を読み、聴き、音読する段階まで進むことで、英単語・英文法の知識が「実際に読める英語」につながっていきます。

今なら生成AIを使って、英文読解をさらに楽しくできる
及川さんがBasic2400で学習していた当時には出来なかった学習方法ですが、現在は生成AIに英文を読み込ませて、その内容を1枚のイラストにすることもできます。
下記はBasic2400の「死ぬまでにやりたいことリスト(The Bucket List)」の英文を生成AIに読み込ませて作成したイラストです。

英文を文字だけで読むのではなく、登場人物・場面・出来事をイラストで視覚化することで、英文の内容をより具体的にイメージできるようになります。
及川さんが「書かれている英文から人間の感情を読み取ることが出来ました」と話していたような英文読解を、現在なら生成AIを使ってさらに楽しく、記憶に残りやすい学習にできます。
(参考記事)TOEIC学習は生成AIを使わないと非効率すぎる時代に|金フレ・公式問題集・英語絵本をAIで使い倒す勉強法
※上記の記事はTOEIC600点以上の中級者以上を主な対象にしていますが、生成AIを使って英文を深く理解し、イラスト化して記憶に残りやすくするという学習方法の考え方は、中学英語を学び直している方にも参考になります。
Basic2400の読み込みに話を戻します。Basic2400は途中から高校英文法の箇所が出てくるので、まずはPart1の32記事まで読み込みましょう。もし記事が読めそうだと思えた方はさらに読み進めて、記事50まで読み込みましょう。
そして、高校英文法の学習が終わった段階で再び本書に戻ってきましょう。
また、Part3にはTOEIC LR試験対策にもつながる英文が有りますので、本書を読み込むことは無駄にはなりません。
そしてなにより海外でこれから生活する人、語学留学やワーキングホリデーに出発する人には、出来れば最後まで、記事120まで読み込んでから出発してほしいです。
4. 仕上げ。音読・暗唱して使える英語にする
速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.4の英文は、読んで終わり、聴いて終わりにせず、繰り返し音読し、重要な英文は暗唱できるところまでやり込みましょう。
英単語を単独で覚えるのではなく、英文ごと頭の中に入れることで、英会話や英作文でも使える英単語・英語表現にしていきます。
その後、再び320例文で効率よく覚える 中学英単語・熟語2000に戻り、英単語の理解漏れがないかを確認しましょう。
そして速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.4も2回目に着手しましょう。
まとめると下記の手順での学習になります。
(1回目)320例文で効率よく覚える 中学英単語・熟語2000
→ (1回目)速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.4
→ (2回目)320例文で効率よく覚える 中学英単語・熟語2000
→ (2回目)速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.4
これらを最低2周はやり込みましょう。不十分だと感じた方は3周目に着手されても良いです。
中学英語は全ての基礎となるものですので、確実に学習をやり込みましょう。
中学英語から学び直して、実際に英語を使えるようになりたい方へ
この記事を書いている柴田 @HAL_Jは、オンライン英語学習塾「ハルヨン」とフィリピン留学の「バックワイズ」で、英語学習カリキュラムの設計を統括し、実際に英語教師としてレッスンも担当しています。
資格試験の点数だけで終わらず、その先の「実際に使える英語力」を身につける。
この記事で紹介した英単語学習もその一部です。英単語を「薄く広く」覚えて終わりではなく、正しい発音を学び、英文の中で読み、聴き、最終的には英会話で使えるところまで学習します。
参考書を買って独学するだけでは、ここまでの学習を自分一人で設計し、最後までやり切るのは簡単ではありません。
ハルヨンとバックワイズでは、英文法→発音→英文読解→音読・暗唱→英会話という順序で、先生が学習計画を設計し、授業で教え、実践し、身につくまで伴走します。
中学英語から学び直して、最終的に英語を話せるところまで身につけたい方はご相談ください。
また、中学英文法・中学英単語の学習を終えた方は、次は高校英文法に進みます。この記事の最後で、高校英文法の学び直しにおすすめの参考書と、その後の英文読解までの学習方法を紹介した記事をご案内します。
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(次の記事)高校英文法の学び直しにおすすめの参考書
中学英文法・中学英単語の学習を終えた方は、次の高校英文法に進みましょう。
高校英文法では、中学英文法で学んだ内容を土台にして、さらに複雑な英文を正確に読める力を身につけていきます。高校英文法を学び直すのにおすすめの参考書と、その後の英文読解までの学習方法を下記の記事で紹介しています。







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