【フィリピン留学/セブ島留学・よくある失敗体験談】留学エージェントが紹介する「成功体験談」は実は「失敗体験談」だった。

写真はフィリピン留学名物のマンツーマンレッスンの様子。このマンツーマンレッスンを1日6時間以上受けた場合、どれだけ英語力を伸ばせるかというと……
大手エージェントが語る「フィリピン留学の成功例」は「成功例」ではなかった
先日、大手フィリピン留学エージェントが「フィリピン留学の成功例」として紹介している動画を見る機会がありました。
その動画を観て大きな違和感を覚えました。私の目にはその事例が成功例どころか、むしろ典型的なフィリピン留学の失敗例にしか見えなかったからです。
動画に登場していたのは、セブ島の韓国系語学学校に8ヶ月間滞在予定の10代後半の女子学生です。留学開始時の英語力はほぼゼロで、セブ島留学7ヶ月目の時点でTOEICスコアは430点ほど。
女子学生本人は「これまでの7ヶ月の留学生活に100%満足しています!英会話もできるようになりましたし!」と、大きな成長を感じているようでした。
しかし、フィリピン留学で7ヶ月の成果がTOEIC430点というのは、英語力の伸びとしては正直かなり物足りないと感じます。
(比較)フィリピン留学バックワイズであれば、7ヶ月留学すれば英語力ゼロからでもTOEIC600点に到達する可能性はかなり高いです。
フィリピン留学は「格安で学べる」とよく宣伝されますが、7〜8ヶ月もの長期滞在になると話は別です。学費、寮費、生活費、航空券などを含めると、7ヶ月で200万円を超えるのが現実です。
また、本人は「英会話ができるようになった」と言っていましたが、TOEIC430点では正直まともな英会話は厳しいです。語学学校の顔なじみの特定の先生達と、語学学校の中という限られた場面でのやり取りはできても、一歩外に出れば苦労するでしょう。
「授業の時間」より「自習の時間」が重要
特に印象に残ったのは、この女子学生が「スパルタ学校なので、1日10時間の授業が本当にきつい」と語っていた部分です。
女子学生が受講していた韓国系語学学校・スパルタ校 10時間のレッスン時間の構成
マンツーマン6コマ
グループレッスン2コマ
義務自習2コマ
⇒合計 1日10時間のレッスン
この1日10時間のレッスンがきつすぎて、あまりのストレスで女子学生は「授業の後には泣いたこともあった」そうです。
これほど大変な授業を受けているにもかかわらず、肝心の英語力が伸びていないのはなぜでしょうか?
実は語学習得で本当に重要なのは、「どれだけ授業を受けるか」ではなく、「授業で学んだ内容をどれだけ自習で定着させているか」です。
そのため、満足に予習・復習の時間を確保できない1日10時間レッスンの時間割では、思ったより英語力は伸ばせないです。
オンライン英会話や語学学校で実際に英会話レッスンを受けたことがある人であれば分かるかと思いますが、予習・復習をしないまま英会話レッスンを受け続けても英語力はほとんど伸びません。
英会話に慣れて、相槌を打つのはうまくなります。でも、それだけです。予習・復習をしていないと新しい英語表現は口から出てきません。
1時間の英会話レッスンを受ける場合には、2-3時間の予習・復習をしないと英会話能力は伸ばせません。
そのため、フィリピン/セブ島留学では1日に受けるレッスン時間を2〜3コマに絞り、残りの時間を予習・復習や英単語・表現の暗記に充てたほうが、1日10時間の長時間レッスンを受け続けるよりも、成果ははるかに大きくなります。
フィリピン留学で10時間学習する場合の最適時間配分例
レッスン3コマ受講(発音矯正レッスン1コマ、英会話・英作文レッスン2コマ) = 3時間
+ 英会話・英作文レッスンの予習復習 3時間×2 =6時間
+ 発音矯正レッスンの予習復習 1時間 = 1時間
(参考記事: フィリピン留学の最適な学習自分の配分について)

英語で英文法を学んでいたため、教材の内容をほとんど理解できなかった
あと、この韓国系語学学校が使用している教材は白黒コピーの海賊版教材で「英語で英文法を学ぶ」ものでした。
そのため、初級者の女性学生にとっては難易度が高すぎてかなりのストレスになっていて、そのせいで授業が終わった後に泣くこともあったようです。
(参考記事: フィリピン留学の主に韓国系語学学校で使用される海賊版教材について)

(参考記事: 英語で英文法を学ぶのは初級者にはほぼ不可能)

発音がカタカナ英語のアブセント
さらに、動画内で彼女が日常的に使っている「アブセント(欠席)」という単語が完全なカタカナ発音だったのにも驚かされました。
発音について学習しているのであれば 「アブセント」ではなく「エァブッスントゥッ」(無理矢理カタカナで表記)という発音をするはずです。

実はこの韓国系語学学校には発音矯正レッスンがないのが、彼女がまともに英語の発音が出来ない理由です。
過去にこの語学学校からバックワイズに転校してきた生徒がいるので、私はその内情を知っています。
(韓国系語学学校からバックワイズへ転校してきたムネヒサさん)

スパルタ韓国系語学学校の1/3の学習時間、1/5の費用で同等以上の英語力に到達できる
この動画で紹介された「成功例」を観て、私がすぐに思い出したのは、日本でオンラインレッスンで学んでいた大学生のタカアキさんの事例です。

彼は大学の春休みにフィリピン留学をするために、事前学習として6ヶ月の期間、日本でオンラインレッスンを受講しました。そして、大学に通いながら1日2〜3時間の英語学習をしていました。
そのオンラインレッスンでは日本人教師とフィリピン人教師から、英語4技能(聞く・読む・話す・書く)全てを学びました。
この6ヶ月のオンラインレッスンの費用がおよそ40万円弱。
そして、彼はフィリピン留学を開始する前に、動画の女子学生が1日10時間のレッスンを受けて、時にはストレスで泣きながら勉強してやっと到達できたTOEIC430点とほぼ同水準に到達しました。
つまり、タカアキさんは、留学エージェントの動画に登場した女子学生と比べ、1日の学習時間は3分の1以下、費用は5分の1以下で、同等以上の英語力に到達したことになります。
当然ながら、日本の英語学習塾や英会話学校で生徒が泣き出すほど辛い経験なんてすることは通常ありません。タカアキさんもレッスン後に泣くことも有りませんでした。
そして、タカアキさんの場合だと発音の指導もしっかり受けることが出来ました。カタカナ英語のアブセントではなく、absent /ˈæbsnt/ の発音が出来ました。
もし動画の女子学生がタカアキさんの事例を知っていたら、果たして「私の留学生活は大満足!100点満点です!英語力がゼロのみなさんにもセブ島留学お勧めです。」と言えたでしょうか。
彼女は自分自身の体験しか知らず、他者の事例と比較していないために、200万円を超える費用と7ヶ月の期間に見合った成果が出ていないことに気づいていません。
「残念な失敗例」を「成功例」として紹介する留学エージェント
私がかなり驚かされたのは、こうした残念な失敗事例を大手エージェントが堂々と「成功例」として紹介している点です。
もしこれが成功例だとするならば、紹介されなかった「失敗例」はどれほど厳しい結果になっているのか、想像するだけで恐ろしくなります。
(動画で紹介できないレベルの失敗体験談も過去に記事にしています。)

留学エージェントは授業料の1/3を紹介手数料として語学学校から受け取るビジネスモデル
留学エージェントは、通常留学生が語学学校に支払う授業料の3分の1ほどを紹介手数料として受け取っています。
そのため、生徒にはできるだけ長期間滞在してほしいです。
英語力が低い状態で来てくれた方が留学期間は長くなりますし、授業数を増やす提案もしやすくなります。より長い期間、より長時間のレッスンを受講してくれた方が留学エージェントの売上は大きくなるのです。
動画の女子学生は8ヶ月もの長期間の申し込みをしていたので、留学エージェントは彼女一人だけで60-70万円の紹介料を語学学校から受け取ったと推測されます。
(参考記事)

大切なのは比較検討の視点を持つこと
語学留学そのものを否定するつもりはありません。現地でしか得られない経験や文化的な学びは大きな価値を持ちます。
現に事前学習レッスンでオンラインレッスンで英語力を高めたタカアキさんも、大学の春休みにフィリピン留学を4週間しています。
また、真面目で誠実な留学エージェントを否定するつもりも有りません。株式会社バックワイズも直販留学エージェントとして語学学校バックワイズを紹介しています。
しかし、学習効率や費用対効果を正直に比較しないまま、「いま英語力が低くても、海外に行けばなんとかなる」という留学エージェントの言葉を鵜呑みにするのは危険です。
留学を検討する人に伝えたいのはただ一つ。盲目的に特定の留学エージェントを信じて海外に出るのではなく、日本で基礎学習をした上で、比較検討の視点を持ちながら留学エージェントや語学学校を選ぶことです。
まずは最低でも中学レベルの英文法を日本できちんと終わらせておくだけで、動画の女子学生のようにレッスンで泣きながら苦労することなく、落ち着いて学習を進められます。
そして、フィリピン留学バックワイズであれば、7ヶ月も留学すればTOEIC600点に到達する可能性はかなり高いです。発音の指導も徹底しているので、カタカナ英語はすぐに直します。
また、バックワイズの事前学習レッスン(ハルヨン)を受講していれば、「予習・復習の時間を満足に確保できない長時間のレッスン」や「白黒コピーの海賊版教材」「英語で英文法を学ぶ非効率性」など、韓国系語学学校の問題点に気づくこともできます。
自分自身の留学体験が本当の意味で「成功だった!」と言えるように、特定の留学エージェントの言葉を鵜呑みにすることなく、様々な英語学習サービスの情報を集めて、自分にとって何が最善の選択肢かを比較検討しましょう。
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※Twitter(X)でいただいたバックワイズをお勧めする投稿
Fラン大学の経済学部卒の私が30歳過ぎてからの学習で英語を話せるようになったのはこの方の学習理論のおかげです。
今日もとてもいいアドバイスをもらえました!ありがとうございました🙇
フィリピン留学に迷ったら絶対はるじぇーさんのところに行きましょう☺️

更に詳しい内容は下記記事でご確認ください。

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フィリピン留学で最も英語力を伸ばせる語学学校バックワイズ
フィリピン留学で最も英語力を伸ばせる語学学校バックワイズだからこそ、下記の学習目標が達成可能です。
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- 3ヶ月で高校英文法を理解し、実践的な英会話力を身につける
- TOEIC試験のスコアを3ヶ月で200点以上アップさせる
下記の3つのレベルに応じてそれぞれ紹介しているのでご自身に合ったレベルの記述を読み進めて下さい。
(1) 中学生が学ぶ英文法レベルから学び直す場合
(2) 高校英文法レベルから学び直す場合
(3) 3ヶ月でTOEIC200点アップを目指す
(4) TOEIC800点以上の上級者クラスでは実践的なニュースレッスンを実施
以下にこれらの学習目標を達成した卒業生の体験談を紹介していきます。
TOEICの点数大幅アップ!



初級者、中学英文法からの学び直し


ワーキングホリデーの準備、オーストラリア語学学校からの逆2カ国留学


社会人の短期留学(1-2週間)

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高校生のフィリピン留学、英検対策・大学入試対策


バックワイズの紹介動画
バックワイズ学習面の特徴についてまとめた動画を公開しています。約5分間の動画でバックワイズが他のフィリピン留学の語学学校とどう違うのかを確認出来ます。