TOEIC公開テストとIPテストの違い|約700点以上は公開テスト3人に1人、IPテスト7人に1人

この記事では、TOEIC L&R試験の公開テストとIPテストの違いについてまとめています。

目次

公開試験とIPテストの違い

TOEIC L&Rの公開テストとIPテストの大きな違いは、受験方法と試験結果の証明方法です。公開テストは個人で申し込み、IPテストは学校・企業などの団体を通して受験します。

どちらもTOEIC L&Rとして英語力を測定する試験で、IPテストだから簡単、公開テストだから難しいというものではありません。ただし、就職・転職や大学などへスコアを提出する場合は、IPテストのスコアが認められるかを事前に確認する必要があります。

公開テストIPテスト(団体特別受験制度)
受験方法個人で申し込む学校・企業などの団体を通して受験
主な受験者自分でTOEICを受験する人学生・社員など
スコア10~990点10~990点
難易度基本的に同じ基本的に同じ
試験結果の証明公式認定証が発行される公開テストとは証明方法が異なる
就職・転職・大学などへの提出幅広く利用できる提出先によって認められない場合がある

IPテストのスコアは就職・転職・大学で使える?

なお、TOEIC L&RのIPテストには、マークシート方式のほかにオンライン方式もあります。オンライン方式は約1時間で受験でき、公開テストやマークシート方式のIPテストとは問題数や試験時間などが異なります。

この記事では、主に公開テストとマークシート方式のIPテストを比較しています。

IPテストのスコアが就職・転職、大学の単位認定などで利用できるかどうかは、企業・大学によって異なります。

TOEIC LR試験のスコアを就職・転職、大学・大学院の入試、単位認定などに利用する予定がある方は、IPテストのスコアが認められているかを事前に確認してください。

実際に過去には、フィリピン・セブ島で受験したIPテストのスコアが、大学の単位認定に利用できなかったという事例もありました。

私がアメリカ・ニューヨークで受けたTOEIC LR試験もIPテストでした。

余談ですが、ニューヨークのIPテストの会場は日本の公開テスト会場と比べて監視が緩く、問題用紙にメモを書き込んでいる受験者がいたことが記憶に残っています。当然ですが、日本の公開テストで禁止されている行為をすると、試験結果が無効になる場合があります。

また、私が海外でIPテストを受験した際には、試験結果が1週間前後で返却されました。この点も、日本国内で受験した公開テストとの違いとして印象に残っています。

公開テストとIPテスト(団体テスト)のスコアの違い

TOEIC LR試験の公開テストとIPテストでは、受験者のスコアにどのくらい違いがあるのでしょうか。

TOEIC L&R試験を提供しているIIBC(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会)が公開している公式データ・資料をもとに、約700点以上を取得した受験者の割合を比較してみます。

※IIBCのスコア分布は50点刻みで公表されているため、以下では「695点以上」のデータを**「約700点以上」**として集計しています。

2025年度公開テスト: TOEIC約700点以上は3人に1人

2025年度のTOEIC LR公開テストで、695点以上を取得した人の割合は約34.3%です。

つまり、公開テストの受験者は約3人に1人がTOEIC約700点以上ということになります。

「TOEIC700点以上の人は意外と多い」と感じるかもしれません。

ただし、公開テストを受験しているのは、自分で申し込み、受験料を支払い、休日などに試験会場まで足を運んでいる人たちです。英語学習やTOEIC対策に積極的に取り組んでいる受験者が多く含まれていると考えられます。

そのため、公開テストのスコア分布だけを見て、「日本人の3人に1人がTOEIC700点以上」と考えることはできません。

2025年度IPテスト: TOEIC約700点以上は6〜7人に1人

一方、学校や企業などの団体を通して受験するIPテストでは、スコア分布が大きく異なります。

2025年度のTOEIC L&R・IPテストで、695点以上を取得した人の割合は約15.5%です。

つまり、IPテストでは約6〜7人に1人がTOEIC約700点以上です。

公開テストは自分で申し込んで受験する人が中心ですが、IPテストには学校や企業の方針で受験する人も含まれます。

こうした受験者層の違いもあり、695点以上の割合は公開テストが約34.3%、IPテストが約15.5%と2倍以上の開きがあります。

約700点以上の割合(695点以上)おおよその人数
公開テスト約34.3%約3人に1人
IPテスト約15.5%約6〜7人に1人

同じTOEIC LR試験でも、受験者層によってスコア分布にはこれだけ大きな違いがあります。

特に、休日などに自分で申し込んで公開テストを受験している人たちのスコアの高さが分かるデータです。

TOEICのスコアを伸ばすには何を勉強すればいい?

公開テストとIPテストでは受験者層が異なりますが、これからTOEICのスコアを伸ばしたい人にとって重要なのは、自分の現在の英語力に合った勉強をすることです。

たとえば、TOEIC400点前後の人と700点前後の人では、必要な勉強が大きく異なります。

TOEIC400点前後であれば、中学英文法・基本的な英単語・発音など、英語の基礎から学び直す必要があります。一方、600〜700点以上になれば、高校英文法や英文読解を固めながら、TOEIC公式問題集を使った実践的な対策も必要になります。

そのため、「とりあえずTOEICの問題集を解く」のではなく、現在のスコアに合わせて教材と学習順序を選ぶことが大切です。

現在のTOEICスコア別に勉強法を確認する

現在のTOEICスコアによって、優先して取り組むべき勉強は異なります。

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自分の現在のスコアに近い記事から、必要な教材と勉強法を確認してください。

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この記事を書いた人

Backwise共同代表(塾長)・学習カリキュラム担当。
「20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ」の著者。自らも英文法・発音のレッスンを日々提供しています。
フィリピン留学の世界に2012年から関わっています。

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