ゆたぼんがフィリピン・カナダへの2カ国留学を失敗させないために注意すべきこと

ゆたぼんが4月から「フィリピンへ 3ヶ月の語学留学」、その後に「カナダへの 1ヶ月の語学留学」という2カ国留学をするということで注目されています。
この2カ国留学は費用を合わせると通常約200万円前後になり、結構な金額をするものです。
概算留学費用: フィリピン留学3ヶ月で110-120万円、カナダ留学1ヶ月で70-80万円
せっかくここまで高額な費用をかけて挑む語学留学。だからこそ、絶対に今回の2カ国留学で英語力を高めてほしいです。
ただ、記事を読む限りだとこのままだと、下記のような語学留学に失敗した学生達が言っていたようなことを数ヶ月後に口にしてそうです。
「英語力はあまり伸びなかったけれど、雑談だけは少しできるようになった」
「英語力はあまり伸びなかったけれど、海外を体験して視野が広がった」
これらは語学留学で英語力を伸ばせなかった学生の多くが口にする感想です。
ゆたぼんにはフィリピン留学とカナダ留学で英語力を伸ばしてほしいです。
そこで老婆心ながら、ゆたぼんがこのフィリピン留学、そしてその後のカナダやオーストラリアといった2カ国留学を成功させられるように、注意点や具体的なアドバイスをこの記事にまとめました。
この記事の内容は、「フィリピン留学で基礎力を上げた後に、オーストラリア・カナダへの語学留学をする」という2カ国留学のサポートを長年手がけてきた経験を踏まえたものです。
補足 じゃあどういう留学計画が良いのか
この記事が好評だったので、じゃあいったいどういう語学留学の計画であれば、安価に確実に英語力を伸ばせるのを追加で作成しました。本記事が読み終わったら、こちらの記事も引き続き御覧ください。

ゆたぼんがフィリピン留学で気をつけなければいけないこと
1. 初級者が英語で英文法を学ぶのはほぼ不可能
フィリピンの語学学校では、英語で書かれた教材を使用し、英文法を英語で学ぶスタイルが一般的です。
しかし、ゆたぼんが現在英検準2級の勉強をしているということであれば、ゆたぼんの英語力は高校1-2年生レベルと推測できます。
英検準2級を勉強しているレベルでは、英語で英文法を学ぶのはかなり厳しいです。3ヶ月という短い期間の語学留学では不可能とすら言い切ってしまえるくらいの難易度です。
(補足) ゆたぼんの英語力は中学1-2年生レベル?
「ゆたぼんの英語力は英検準2級レベル」という文章に対して、「英検5級しかこれまでに受かっていない。英検4級は受験したけれど、結果を公表していない。だから英語力はもっと低いはず」というリプライが複数有りました。
先日(4/27)にインスタグラムにアップされたレッスンの様子を見ると、中学1年生レベルの知識が定着していない可能性も有ると分かりました。
- 動詞eatの不規則変化について
- 基本英単語の解説(breakfast, lunch, dinner)
これらは中学1年生が学ぶ内容です。もし本当にこのレベルのことがこれでは英検3級レベルの英語力はないと言えます。
実際のレッスンの様子を見ていないので、あくまでホワイトボードを見ての推測になります。

(補足の補足) 初級者が中学1年生レベルから学ぶのは別に問題ではない。
ゆたぼんが中学1年生レベルから英語学習をやり直すのは別に問題では無いです。初級者がそのレベルに合った学習をしているだけですので。
問題なのは、概算200万円もするフィリピン留学+カナダ留学の2カ国留学をするにも関わらず、なぜ今回の留学を企画した留学エージェントはまともな事前学習をさせなかったのか、ということです。
語学学校バックワイズだったら、3-6ヶ月の事前学習レッスンを受講してもらって、中学英文法までの学習は全部終わらせて、高校英文法の学習もほぼ終わらせてから現地入りできるように手配します。
(参考:6ヶ月の事前学習レッスンを受講し、高校英文法までの学習を終えてからフィリピン留学をした方の留学体験談)

英語で英文法を学ぶ 中学2年生が学ぶ受動態
実際に英語で英文法を学ぶレッスンの様子を見てみましょう。下記は英語で中学2年生が学ぶ助動詞について解説されたものです。
この説明文を読んで、なんとなくではなく、明確な理解を伴って英文を読むことができるでしょうか。

さらに難易度を上げて、高校生英文法で学ぶ仮定法過去完了についても見てみましょう。

上記の参考書をスラスラと読めるのは、英語で英文法を学習することができるのは、少なくとも英検2級レベル、TOEIC600点以上の人たちです。
そして、英検3級の学習が終わったばかりのゆたぼんが英語で英文法を学ぶのは無理です。
初級者・中級者が英語で文法を学ぼうとすると、理解が追いつかず、3ヶ月のフィリピン留学が終わる頃にやっと英文法の用語を英語で理解できるというくらいで学習が終わる可能性が高いです。
補足 5文型(SVOO, SVOC)を習わない
ちなみに英検2級を合格するのに必要となる5文型についての知識ですが、第4文型 SVOO, 第5文型 SVOCは日本での教え方なので、フィリピンやカナダの語学学校では扱っていません。
このように日本人が学ぶ英文法の学習順序からズレていたりもするので、フィリピンやカナダの語学学校で英語で英文法を学ぶのはより難易度が高くなっています。
日本の教材で英文法は学ぶべき
こういった残念な結果にならないように、ゆたぼんは日本の中学・高校英文法の参考書で都度都度理解できなかった点を確認しましょう。
現在であれば、電子書籍で参考書を購入できますので、フィリピンからでも教材は購入出来ます。
難易度が高い高校英文法で学ぶ仮定法過去完了は英語で学ぶと全然理解できませんが、日本語教材であればそれほど難しく有りません。
(仮定法過去完了形について、日本語と英語教材の比較)


2. 白黒コピーの低品質な海賊版教材
フィリピンの多くの語学学校では、白黒コピーの海賊版教材が使用されています。この海賊版教材は低品質です。


これらの海賊版教材は日本の有名参考書と比べると内容や質にばらつきがあり、信頼性に欠けることがあります。はっきり言うと、日本の書店で販売されている有名参考書と比べると品質面で雲泥の差が有ります。
ゆたぼんも残念ながら白黒コピーの海賊版教材を使ってレッスンを受けているようです。
下記が教材をアップした画像です。これは白黒コピーの海賊版教材です。

高品質な日本の英語参考書

日本の書店に行けば、安価で高品質な教材が売られていますが、フィリピン留学ではなぜかこれら教材が使えず、白黒コピーの海賊版教材で学ぶことになります。
(参考: フィリピン留学の悪しき名物である白黒コピーの海賊版教材については以下の記事で詳細に解説しています)

韓国系語学学校ではリスニング用の音声ファイルが配布されない
そしてまた、韓国系語学学校で配布される教材ではリスニング用の音声ファイルが付いていないことが大半です。
韓国系の語学学校では2025年の今でもリスニング用の音声ファイルを配布していないです。
まともに英語学習をしたことが有る人であれば分かっていただけるかと思いますが、リスニング用の音声ファイル無しで勉強するのは無理です。
音声ファイル無しでは、正しい音を習得することが出来ません。英文を暗記するために何度も聴き込むという学習も出来ません。
ゆたぼんには音声ファイルがある教材で勉強してほしいですが、韓国系のスパルタ学校ということであれば、この点はかなり厳しそうです。
対策としては、自分でリスニング用の音声ファイルが付いた教材をレッスンに持ち込むしかないかと思います。
英単語の暗記をする場合にはリスニング学習も同時にする
ゆたぼんの英単語の暗記方法を見ると、まるで昭和のような学習方法で驚かされました。
リスニング用の音声ファイルを英単語を暗記する際にも使うべきです。
リスニング学習を疎かにしていると英会話の能力は全く伸ばせないです。
スマートフォンを使えば簡単にリスニング学習が出来る令和の時代なのに。
リスニング学習をしないことの弊害については下記記事にまとめています。

3. 発音矯正のマンツーマンレッスンがない
韓国系の学校では、発音矯正のマンツーマンレッスンがないことが多いです。
仮にあってもグループ形式で行われることが多いです。
このフィリピン留学業界にいて感じますが、韓国系語学学校は日本人経営の語学学校に比べて学習カリキュラムを進化させることにあまり興味がないです。
そのため、日本人経営の語学学校の多くで採用している、もはやフィリピン留学名物とすら言えるマンツーマンレッスンによる発音矯正レッスンが実施されていません。

発音矯正はマンツーマンレッスンで行うことで、個々の発音の癖や問題点に対してきめ細やかな指導が可能となります。
せっかくフィリピンに語学留学をするのに、あえて学習カリキュラムが日本人向けでない韓国系を選んでしまったゆたぼんはこの点が極めて残念です。せっかくフィリピン留学をするのに、発音矯正のマンツーマンレッスンがない韓国系語学学校を選んでしまうとは……。これでは正確な発音を身につけることが出来ません。

残念な話ではありますが、ゆたぼんが取れる対策としては、在校中からオンライン英会話サービスを受講して、発音矯正レッスンについては別途受講することくらいしか取れる対策は有りません。
(参考: 語学学校バックワイズの発音矯正レッスンの様子)
4. 長時間のマンツーマンレッスンでは予習・復習の時間が確保できず、英語力は伸ばせない
フィリピン留学はマンツーマンレッスンが1日4コマ~8コマと長時間提供することで注目されました。

ゆたぼんの場合はマンツーマンレッスン4コマ、グループレッスン2コマです。

でも、長時間のレッスンをしているだけでは英語力は伸ばせません。なぜなら予習・復習の時間が確保できない場合、英語力は伸ばすことが出来ないためです。
語学学校に通ったり、英会話のオンラインレッスンを受講したことが有る人であれば、予習・復習をしないと英語力が伸びないことはよくご存知かと思います。
ゆたぼんのスケジュールを見てみると、午前8時半から午後4時20分までレッスンを受講した場合、普通はそれだけで疲れ切ってしまい、予習・復習の学習を十分に行うことは出来ません。これでは英語力が伸ばせない可能性が高いです。
「英語で相槌を打つのは上手くなりましたが、話す力は伸びませんでした」
ある有名オンライン英会話サービスを1年以上受講したけれど、予習・復習をしなかった人の感想がこれです。
予習・復習をし、負荷をかけながら新しい表現を学んでいかないと英語力は伸ばせません。
補足: 平日夕方に行われるオプショナルクラスでは英語力は上がらない
英語力向上とは無関係な工作を平日の夕方のオプショナルクラス(17:30-18:20)でやっていては英語力は上げられないです。
語学留学の3ヶ月は短いです。週末に息抜きの外出・観光をするくらいであれば良いですが、平日は英語学習に集中すべきです。
3ヶ月で英検3級レベルから英検2級合格レベルに到達しようと思ったら、英検に特化した勉強をする必要が有ります。


先生の話を聴くばかりで英語を聴くしか伸ばせない
以下は、ゆたぼんが通っているような韓国系語学学校から語学学校語学学校バックワイズに転校してきた方の感想
この学校にいた4週間、長時間(1日6コマ)のマンツーマンレッスンを受講していましたが、リスニング能力しか伸びている実感がありませんでした。
なぜリスニング能力かというと、基本的には先生が話しているのを聞くばかりになっていたからです。
体感的には先生が話す割合が9、自分が話す割合が1でした。つまり先生がレッスン中に90%話して、自分は相槌を打ってばかり、残りの僅かな時間のみ話すというものでした。
これではせっかく長時間のマンツーマンレッスンを受講していたにも関わらず、自分が話す時間はほとんど有りませんでした。
私のように転校しないでそのまま3ヶ月滞在した友人に「英語力がどれだけ伸びたのか」を後日訊いてみると、「最初の1ヶ月は英語力の伸びを感じたが、それ以降はあまり伸びなかった」と言っていました。
(韓国系語学学校の駄目だった点をまとめている体験談より、上記の発言は引用しています)

1時間のレッスンを受講する場合、2-3時間の予習・復習の時間が必要
ゆたぼんの場合だと、早い時期に授業時間を1日4時間以下に制限し、残りの時間を予習・復習に充てることを強くおすすめしたいです。
学習時間のバランスを考えると、1時間のレッスンを受講する場合、2-3時間の予習・復習の時間が必要です。
そうしないと、フィリピン留学の3-4週目以降では英会話能力は伸びなくなります。
ゆたぼんは授業と自主学習のバランスを考慮したスケジュールを組むことが重要です。
学研の教材を使った学習を1日4時間以上すれば
最初の1週間のゆたぼんのフィリピン留学の内容は正直褒める点がなくて微妙な感じでした。
でも、1点だけ良い点が有りました。それは日本から持参した英語参考書で自習学習をしていたことです。

ゆたぼんが選んだフィリピンの語学学校の学習カリキュラムをそのままこなしているだけでは、十中八九、目標である英検2級に合格する英語力を身につけることが出来ません。
そのため、もしゆたぼんが1日4時間以上の自習学習の時間を確保して、学研の英検対策教材をやり込めば、2カ国留学終了時に英検2級に合格する可能性が有ります。
あまりフィリピン留学とカナダ留学の内容と関係ないのが難点ですが、英単語・英文法の知識をインプットする学習を日本国内でやってこなかったので、留学先で知識をインプット学習する必要が有ります。
参考: 予習・復習を取り入れている語学学校バックワイズの反転授業
語学学校バックワイズでは予習・復習の時間を確保するために、レッスンの時間は最大4時間に制限しています。
そして、1日4時間以上の自習学習、レッスンの予習・復習をすることを必須にしています。

反転授業についてさらに詳しい内容は下記記事にまとめてあります。

5. フィリピンの語学学校には日本人の英語教育について詳しい人材がいない
フィリピンの語学学校、特に韓国系の語学学校は、日本人学習者に最適なものでは有りません。
日本人学習者が効果的に英語を学ぶ方法を理解していない講師が大半です。
そのため、これまでに紹介したトンチンカンな学習カリキュラムが採用されています。
- 白黒コピーの海賊版教材
- リスニング音声ファイルが提供されない
- 発音矯正レッスンなし
- 予習・復習の時間を確保できない長時間マンツーマンレッスン
ゆたぼんは日本人の英語教育についてズレたことしかやっていない韓国系語学学校を選ばずに、語学学校バックワイズのように、日本人の英語学習者を適切に指導できる日本人の英語教師がいる語学学校を選択すべきでした。
ただし、もう出発してしまったのでこの記事で紹介した失敗を最低限に留めるための対策をしてほしいです。そうでないと
「英語力はあまり伸びなかったけれど、雑談だけは少しできるようになった」
「英語力はあまり伸びなかったけれど、海外を体験して視野が広がった」
こういった残念な感想を数カ月後に口にすることになります。
もしこれから通う語学学校で英語力を伸ばせそうにないと感じたら、できるだけ早い時期に相談いただけたら、何らかの形で語学学校バックワイズとしてサポートができるかと思います。
フィリピン留学は、英語力を高めるための有効な手段の一つです。
ですが、日本人向けではない、韓国系の語学学校を選んだゆたぼんの場合、この記事で書いた点に注意を払わなければ、期待した成果を得ることは難しいです。
ゆたぼんがカナダ留学で気をつけなければいけないこと
ここではカナダの語学学校を例に挙げていますが、アメリカ・オーストラリア・カナダの語学学校でも状況はほぼ同じです。
最初に結論を述べておくと、カナダへの短期語学留学ではゆたぼんの英語力はほとんど伸ばせません。
1ヶ月のカナダへの語学留学は費用が80万円前後と極めて高額になりますが、それに見合っただけの学習成果は得ることは出来ません。
カナダ留学の1ヶ月分の費用80万円があれば、英語力を真剣に高めることを目的としている大学受験指導・英検指導をしている月額5万円以上の授業料を取る日本の英語塾にも1年以上通うことが出来ます。
当然ですが、海外旅行で観光も兼ねているカナダ留学ではこういった英語塾のように英語力を高めてくれることは有りません。
そのため、私は今回ゆたぼんがカナダへ1ヶ月の語学留学をするのは適切な選択ではなかったと考えています。
フィリピン留学で韓国系の語学学校に3ヶ月通うのは、上記に記したようにやり方次第では英語力を伸ばせるのですが、カナダ留学ではそれも難しいです。
以下でゆたぼんがカナダへの語学留学で英語力を伸ばせない理由をさらに深堀りします。
マンツーマンレッスンよりも難易度が高いグループレッスン
カナダの語学学校は1クラスの人数はだいたい20人ほどで、フィリピン留学のマンツーマンレッスンとは大違いです。

そんな20人前後生徒がいる環境で授業中に「分からないからもっと説明してほしい」と口に出して質問をするハードルは高いです。
また、多くの生徒はそもそも自らの疑問を英語で質問できるほどの英語力がありません。
そのためグループレッスンの授業では分からないまま授業がどんどんと進んでいきます。
英会話が出来るようにならない学生が7割以上
カナダ留学は日本の学校のように授業を聴きながら進める形式ですので、英会話能力は伸ばせません。そのため、6ヶ月、1年の語学留学でも、7割以上の生徒は英語を話せようになることなく、帰国しています。
(下記はある留学エージェントが作成したとされる画像)

実際は7割どころではなく、9割くらいの学生が英語をまともに※話せることなく、帰国しています。
まともな英会話: 英単語を3-5個単に並べるだけでなく、文章単位で、正確な英文法に沿って、時制を間違えることなく英文を組み立てられる。ここまで出来るのがまともな英会話です。
マンツーマンでレッスンが安価に出来る、英会話能力を伸ばせるフィリピン留学を韓国人があえて開発した理由は、このようにカナダ・アメリカ・オーストラリア・イギリスのグループレッスンでは英会話がまともに出来るようにならないためです。
クラスには途中で参加すため、教材も途中から。理解できているか関係なしに授業はどんどんと先へ進む
短期留学の場合だと、グループレッスン授業なので、途中参加の場合だと授業は教科書の途中から始まり、そのままどんどん進んでいきます。
ゆたぼんの場合もわずか4週間の語学留学なので、必然的に授業に途中から参加し、教材も途中から始めることになります。
大人数のグループレッスンの授業では、個々の生徒の理解度を最低限しか考慮されません。
生徒が「置いていかれたかも?」と思っても、気づけば次のページ、次の項目へと進んでいきます。
教師もやる気がないことが多い
勇気を出して授業後に先生のところへ質問に行っても、返ってくるのはあっさりとした答えだけ。
「OK?」と聞かれて終わります。「OKじゃないんだけど…」と内心思いながらしぶしぶ納得する生徒。
カナダの語学学校でよくあることですが、なぜこうなるかというと、語学学校の教師は契約社員であることが多いからです。これでは教師が熱が入らないのも仕方ないことです。
半分以上が観光目的で来て、そして次々と入れ替わる短期留学の外国人の留学生相手に真剣に教える動機が現地の英語教師には有りません。
そして観光目的で来ている生徒はすぐにいなくなるので、厳しく教えて指導するよりは次に述べるように、適当に遊ばせて満足度を高める方が語学学校の運営ではプラスになります。
語学学校は英語を使って楽しむ場。友達を作る場所
カナダの語学学校には、観光ビザ・ワーキングホリデービザで来ている留学生も多く、授業自体が”軽め”に組まれる傾向が有ります。
金曜日の授業が半日「アクティビティ」という単なる近所の観光名所を散歩することだったり、クラスメイトで一緒にゲームをしたりすることだったりします。
真面目な上級者が集まるクラスでも「模擬試験の実施」といった、これは語学学校が手を抜いているな思える学習カリキュラムだったりします。
中級以下のクラスの場合だと、授業そっちのけでゲーム中心。「英語を学ぶ場」というよりは、「英語を使って楽しむ場」になったりすることも有ります。
そのためカナダの語学学校に通った感想としては、「英語を学んだ」というよりは「友達を作るために行った」という感想の留学生が多いです。
多国籍の生徒と交流するのは楽しいとは思いますが、「カナダの語学学校の学習カリキュラム・教材・教師が素晴らしかったから英語力を劇的に伸ばせた」というような事例は、私は留学業界に10年以上いますが1例も聞いたことが有りません。
実際に英語力を伸ばした人たちは「語学学校に頼らず、自分で勉強する。語学学校は利用するもの」と考えて、「語学学校の授業の前後の時間、自分がすべき勉強を自習学習する」と割り切って自立学習していた人たちのみです。
英語以外の言語が飛び交う初級・中級クラス
補足すると、その語学学校の一番上のクラスや上から二番目くらいの上級者クラスだと緩めの語学学校でもやや様相は異なります。
ケンブリッジ英検、IELTS試験、TOEFL試験で高得点を目指すコースに所属している上級者達、英語力が高く本気で学びたい生徒が集まる環境なら、先生もそれに応えざるを得ないです。
この上級クラスに所属するには、最低でも英検準1級以上、TOEIC L&R試験で800点以上の英語力が必要です。あと、英会話の経験がなく、また発音矯正レッスンを受けたことがない場合には、ペーパー試験の点数がいくら良くても最上級クラスに所属できない場合も有ります。
そして、ゆたぼんの場合ですが、英検3級の勉強を終えた段階の英語力では、たとえフィリピン留学の3ヶ月を終えた後であっても、初級~中級のコースに所属することになることでしょう。
初級者・中級者レベルのクラスだと生徒同士で英語だけでのやり取りが難しく、自然と母国語に頼りがちになります。これはどういうことかというと、授業中に日本語・韓国語・中国語・スペイン語がクラス内で飛び交うことを意味します。
母国語を挟まずに英語のみでやり取りができる最低限の基準が英検2級以上、TOEIC600点以上のレベルです。
ゆたぼんはこのレベルになってからカナダ留学に行くのは厳しいでしょうから、英語以外の言語が飛び交うクラスに所属することになります。
英語力初級の高校生にとっては、80万円の価値がないカナダ語学留学
率直に言って、1ヶ月のカナダ※語学留学を高校生がすることは、80万円前後の留学費用に全く見合わないものです。
オーストラリア、アメリカ、イギリスの語学学校も同レベルにひどいです。外国人の生徒ばかり、授業料が高い、1クラス20人前後で満足に学ぶことが出来ない授業進行。この条件が当てはまる語学学校では同じことが起きています。
安価にマンツーマンレッスンを多く受けることが出来るフィリピン留学が生まれた背景には、このようにカナダなどの先進国の語学学校の質が低すぎるという事情が有ります。
カナダへの語学留学をあえてお勧めするとしたら
こういったカナダ語学留学をあえて勧めるとしたら、下記のような方におすすめします。
- 英語力は上級である(英検準1級以上、TOEIC800点以上が必須)
- 期間は1-2週間で十分 ※残りの期間は自分で観光計画を立てましょう。
- (オーストラリアやカナダ限定) ワーキングホリデー前の準備として、友人や現地のネットワークを作る場所として語学学校を利用する
こういった条件に当てはまる上級者の方々にお勧めです。
すでに述べたように、「英語力を高めるため」ではなく、「友人を作るため」に語学学校を活用するのがお勧めです。
ゆたぼんのように、英語力が初級レベルの高校生にはカナダ語学学校への短期留学は全くおすすめできるものでは有りません。
続きの記事: ではどのような留学計画であれば、安価に英語力を伸ばせるのか
長くなりましたので、記事を分割しました。
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