バックワイズ/ハルヨンにおける英語学習の基本方針 – 英文読解重視・大量のインプット学習重視

Older is faster, Younger is better.
(日本語訳)年老いてからの方がより速い、若い方がより良い
上記は第2言語習得論(SLA: Second Language Acquisition)の書籍の中で紹介されていた言葉です。
外国語は若い時に英語を学ぶ方が良いです。
一方、成人してからの方が子供が英語を身につけるよりも実は短期間で英語身につけることが出来ます。それはなぜかというと、理屈を踏まえながら順番に効率よく座学学習が出来るからです。
実際、子供よりも大人の方が速くPDCAサイクルを回すことが出来ますので、成長速度は速いです。
語学学校バックワイズ/オンラインレッスンのハルヨンの学習カリキュラムは、意図的にそうしたわけではありませんが、結果的に第2言語習得論(SLA)で提唱されているのと同じ考え方のものになりました。
第2言語習得論(SLA)で提唱されている英語学習の柱となる2つの方針について本記事で紹介します。
(記事の執筆者)この記事の執筆者は「2ヶ月で中学英文法を学び直せる」「3ヶ月で高校英文法を学び直せる」「3ヶ月の語学留学でTOEIC200点を上げて、マンツーマンレッスンで英会話・英作文が出来るようになる」フィリピン留学の語学学校バックワイズ、大人の英語学び直し・オンライレッスンのハルヨンの学習カリキュラム総責任者の柴田 @halj です。
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記事の内容を踏まえた最適な学習カリキュラムとレッスンをオンラインレッスンのハル英語4技能アカデミー(ハルヨン)、フィリピン留学のバックワイズで提供しております。
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柱1: 英文法・英文読解の学習を重視
最初の柱となる方針の1つは英文法・英文読解の重視です。
バックワイズ/ハルヨンでは英文法・英文読解の学習を重視しています。
レッスンを通じて、英文を正確に理解しながら読めるようになってもらいます。
例えば、「高校英文法習得/TOEIC600点突破クラス」のレッスンノートを下記に載せますが、ここで書き込まれている内容を受講生の方々には理解していただきます。
最後の一行に注目(That would be great. Was there anything else?)。仮定法過去、へりくだりの過去形の表現が理解できるかを意識しながら英文を読んでみてください。

多くの英会話学校・TOEIC試験対策スクールではこのような地道な英文法・英文読解の学習が後回しにされがちです。
一方、バックワイズ/ハルヨンでは英文法・英文読解を最重要視しています。
実際、バックワイズ/ハルヨンの学習カリキュラムを作成する際にも、またクラス分けを行う際にも、英文法・英文読解がどれだけ出来るのかを判断の指標※に設定しています。
※クラス分けは英文法・英文読解の理解度、TOEIC LR試験のReading Partの点数を指標にしています。
一方、Listening Partの点数は当てずっぽうでも高得点になることがあるため、あくまで参考程度に留めています。
英会話にも英文法・英文読解が欠かせない
バックワイズ/ハルヨンには他者の英会話学校から転校してくる生徒の方々が一定数います。
なぜ転校してくるかというと、英会話レッスンを受講するにしても英文法を理解していないと英会話能力が上達しないことを実感し、そして「英文法・英文読解の学習を重視」に共感されて転校してきます。
以下が英会話が出来るようになるまでの手順です。
- 使用したいと思っている英単語・英語表現が含まれている英文を読んで、英文法・英文読解の観点からも論理的に理解出来る
- その英文を聞いて理解出来る
- その英文を自分で音読出来る
- 何も見ずにその英文を暗唱出来る
⇒上記の全ての手順が出来るようになって始めて、使用したいと思っている英単語・英語表現を使った英会話が出来るようになります。
そして手順①は英文法・英文読解についてです。この最初の手順を飛ばすと英語4技能(聞く・読む・話す・書く)の全てが中途半端にしか身に付かないのです。
英文読解が出来ないとどうなるか
英文法・英文読解の理解が足りない場合、英会話だけでなく英語4技能(聞く・読む・話す・書く)の全てを伸ばすことが出来ません。
英文法・英文読解の理解が怪しい学習者の場合、下記のようになります。
英語を聴く: 応用表現に弱い。新しい表現を学べない
すでに知っている、決まった定形表現は聴けるが、それを少しでも応用されると理解が出来なくなり、聞き取れません。
英文法・英文読解が分かっていないため、結局全てそのまま丸暗記し続けなければ新しい表現を学べません。学習の効率がとても悪いです。
英文を見ながら、リスニング学習をして新しい英文を定着させていくのが最も効率の良いリスニング学習なのですが、英文法・英文読解の知識が無ければこの学習法を十分に実践することが出来ません。
英語を話す: 丸暗記した表現以外使いこなせない
「英語を聴く」と同様に、自分が丸暗記した表現・やり取りしか出来ません。新しい英文を自ら組み立てながら話すことが出来ません。
英会話学校やオンライン英会話を長年受講しても英会話が満足に出来ない人達はこのパターンです。自分の得意な話題から外れた瞬間に、まともにやり取りできなくなります。
自己紹介だけがやたらと上手いので、英語力が低い人からすると一見すると英会話が流暢な人に見えます。
海外に在住していた帰国子女にも一定数このパターンの人達がいます。自分の得意な話題であれば流暢に話せますが、それ以外だと沈黙します。
そういう帰国子女達は数年間英語圏に暮らしていたにも関わらず、TOEIC LR試験で800点を超える事ができません。
特に英文法・英文読解が苦手な人達の場合だと、Reading Partで300点を超えることすらできません。このパターンの帰国子女は日本語も苦手な場合が多く、日本語も英語もできない「ダブルリミテッド」「セミリンガル」になっています。
英語で書く: 最も苦手。まともな英文が書けない。
英文法・英文読解の知識が無ければまともな英文を書くことは出来ません。
英文読解が出来ない人の場合、この英語で書く能力(Writing)が英語4技能(聞く・読む・話す・書く)で最も低い能力であることが多いです。
英作文は英会話ではごまかせていた細かなミスが全て露呈します。英文読解の出来ない人の英作文は無残としか言いようがないものです。語彙が不足しているので、同じ表現を連発します。
こちらも英会話同様に、自分が丸暗記した表現・やり取りであれば書けます。それ以外の英文を書こうとすると崩壊します。
特に時制や冠詞、品詞が崩壊しています。英文を読んで新しい英語表現を身につけられないため、英語力を高めることも出来ません。
英文読解が英語4技能(聞く・読む・話す・書く)の土台である
ここまで英文読解・英文法が出来ない場合にどうなるのかを記してきました。
大人が英語を学ぶ際、英語4技能(聞く・読む・話す・書く)を学ぶ際に全ての土台になるのは、英語を読む能力です。そのため英文法・英文読解の知識が十分な人であれば、英語力は早期に高めることが出来ます。
日本の通訳者・英語教育学者・通訳学者である鳥飼玖美子先生も同じ趣旨の発言をされていました。「読むこと(英文法・英文読解)は出発点」と。
英文法・英文読解が苦手な人の場合だと、英会話が出来るようになるのにもそれなりに時間がかかります。なぜなら高校英文法から、場合によっては中学英文法から、学び直す必要があるためです。
バックワイズ/ハルヨンではこの英文法・英文読解の学び直しを重点的にサポートしています。
※下記は未来の仮定法の表現。このレベルの英文法を生徒全員に身に着けてもらいます。

柱2: 耳と目からの大量のインプット学習
隙間時間・移動時間を活用して毎日2時間の定着学習
語学学校バックワイズ/オンラインレッスンのハルヨンの学習カリキュラムのもう1つの柱は「耳と目からの大量のインプット学習」です。
座学学習(英文法・英文読解の学習)によって不明な点を無くした英文を、黙読・リスニング・音読の学習で定着させていきます。
バックワイズの日本での事前学習レッスン、またハルヨンの受講生には、この定着学習(黙読・リスニング・音読・暗唱の学習)を毎日2時間※を目標に行っていただきます。 ※フィリピン留学・バックワイズに留学中の生徒の場合は毎日4-7時間。
ただし、この2時間は隙間時間・移動時間を活用して行ってもらうものことを想定しているため、働きながらでもこなせる分量になっています。机に毎日長時間座って勉強しなければならない、というわけでは有りません。
これまでなんとなくスマートフォンを惰性で触っていた隙間時間、何も聞かずに歩いていた時間、こういった時間を勉強時間に変えてもらい、2時間の時間を捻出します。
仮に片道30分の通勤時間だった場合、その時間をリスニング学習の時間に充てれば、往復1時間の学習時間になります。
下記画像のようにGoodNotes 5でいろいろと書き込んだ教材をスマートフォンで読み込み、隙間時間に定着学習(黙読・リスニング・音読・暗唱の学習)を行いましょう。

このように現在であればスマートフォンを使いこなせば、いちいち教材を持ち歩く必要は有りません。
スマートフォンを使って1日2時間のリスニング学習を行う方法の詳細については下記のAudipoの記事の内容を参考にしてください。

時短学習は全て詐欺。英語を身につけるのには時間がかかる。
インターネット上の広告でもいまだに見かけますが、1ヶ月や2ヶ月といった短期間だけ本気を出しても英語は身につけられません。そのような時短学習は存在しません。それらは詐欺広告です。

英語学習を本気でしたことがある場合、時短学習のような都合の良い話は存在しないことは明らかです。
「1日1時間の学習を1ヶ月続けただけで英語を身につけられた」という夢みたいな話。世の中には存在しません。
英語を本当に身に付けたいのであれば、少なくとも毎日2時間、6ヶ月は集中的に英語学習に取り組む必要があります。
オンラインレッスンのハルヨンだと6ヶ月(24週間)で約500時間※の英語学習を行っていただきます。※この時間数の大半は隙間時間・移動時間のリスニング学習になります。
フィリピン留学の語学学校バックワイズの場合だと3ヶ月(12週間)で約700時間の英語学習を行っていただきます。
TOEIC400点⇒600点まで上げるのに必要な時間: 500から600時間
下記がTOEIC LR試験で100点得点を上げるのに必要な時間です。
【TOEIC LR試験 100点を上げる勉強時間の目安】 |
---|
200点から300点 ⇒ 300〜400時間 ※英語力ゼロの状態から開始する場合、さらに時間がかかります。 |
300点から400点 ⇒ 300〜400時間 ※345点以下の方はさらに時間がかかる可能性有り。 |
400点から500点 ⇒ 250〜300時間 |
500点から600点 ⇒ 250〜300時間 |
600点から700点 ⇒ 250〜300時間 |
700点から800点 ⇒ 500〜600時間 |
800点から900点 ⇒ 500〜600時間 |
専門家の指導がなく独学で学習計画を立てた場合、だいたい迷走します。独学の場合にはここで書かれている時間の1.5~3倍はかかる可能性が有ります。
時間を無駄にしたくない方は、基礎力を確実に上げてくれる英文法・英文読解・発音学習に力を入れているTOEIC LR試験対策スクールを選ぶと良いでしょう。
例えばTOEIC400点から600点まで伸ばすのには500時間~600時間はかかることを想定して学習計画を立てましょう。
1日3時間の勉強で167日(約5ヶ月半)~約200日(約6ヶ月半)の期間が必要になります
TOEIC800点以上のグループが一番勉強時間が長い
TOEICの団体が公開している「英語活用実態調査2019」を見てみると、興味深いデータがありました。

ビジネスパーソンの英語学習スタイルのデータを見ると「1週間のうち英語の学習にあてる時間は、全体では平均3時間42分だったが、TOEIC L&Rスコア帯別にみると『800点以上』が6時間4分と特に長いことが分かった。」
点数別に平均学習時間を並べるとこうなります。
- TOEIC800点以上: 平均時間3時間42分
- TOEIC600点~800点未満: 平均時間2時間42分
- TOEIC600点未満: 平均時間2時間40分
英語力が一番高い上級者グループの人達こそが一番勉強時間が長いのです。
「勉強時間が長いからこそ上級者になれた」のかなと私は推測しました。
初級者の方はいきなり全部上級者並に勉強することはできないでしょうが、この「上級者ほど勉強時間が長い」というデータを踏まえた上で英語学習に取り組んで下さい。
英語力を維持するためには筋トレのように英語学習を続ける必要がある
英語学習は継続して続けなければ、現在の英語力もどんどんと衰えていきます。
昔にTOEIC800点を取ったけれど、いまはTOEIC600点くらいという人はけっこういます。英語力は劣化します。
これは普段手書きで漢字を書かない人が、漢字を書けなくなっていくのと同じことです。英語力を維持するためには、英文を読み、聞き続けることをしなくてはなりません。
毎日最低1時間は英語に触れ続けないと英語力は維持出来ません。
仮に英語圏で生活していても、英語学習をし、英語を実践する機会が無ければどんどんと英語力は落ちていきます。
私自身の周りにも海外生活を何年もしているけれど、英語力は全然上がっていないという人は全く珍しくないです。
逆を言うと、英語を読み、聴き続けていれば、日本にいても英語力は維持・向上させられます。
日本で勉強を続けれていれば、英会話・英作文の能力も衰えません。むしろ人によってはさらに英語力を向上させることすら可能です。海外にいなくても、日本国内であっても英語は身につけられます。
バックワイズ/ハルヨンでの学習期間が終了した後にも受講者が英語学習を続けられるように、私は自習学習の習慣化も学習カリキュラムに含めています。
毎日の歯磨きしないと気持ち悪いと感じるのと同様に、隙間時間に英語を聴いていないと気持ち悪いと思えるようになっていただきます。
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高校生のフィリピン留学、英検対策・大学入試対策


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