TOEIC600点、TOEIC800点に到達するために必須の英文法・英文読解が学べる入門英文問題精講 4訂版

TOEIC LR試験で600点、Reading Partで300点に到達出来ない人は英文法・英文読解についての知識が欠けていると言えます。

少し難易度が高い複雑な構造の英文が来たらお手上げという人にお勧めなのが、大学入試対策の参考書である入門英文問題精講 4訂版です。

入門英文問題精講 4訂版

TOEIC LR試験対策の参考書では英文読解・品詞分解について学べるものがとても少ないです。問題演習の参考書が大多数です。入門英文問題精講 4訂版ほど高い水準で英文法・英文読解について学べる教材は有りません。

急がば回れでTOEIC LR試験の点数を伸ばせない人は、TOEIC LR試験ではなく大学入学試験向け参考書である本書に取り組みましょう。

本書はReading Part 350点未満の方々にお勧めの教材です。

(記事の執筆者)この記事の執筆者は「3ヶ月の語学留学でTOEIC200点を上げて、マンツーマンレッスンで英会話・英作文が出来るようになる」フィリピン留学の語学学校バックワイズ大人の英語学び直し・オンライレッスンのハルヨンの学習カリキュラム総責任者の柴田 @halj です。

バックワイズ、ハルヨンの詳細を知りたい方はページ最後にある「語学学校バックワイズを3分で紹介!」と「問い合わせ先」を確認ください。

目次

入門英文問題精講 4訂版の特徴

本書を終えることで何が出来るようになるのか

入門英文問題精講 4訂版をやり遂げたら、大学受験試験レベルの難易度が高めの下記のような英文が読めるようになります。

中級者・上級者になるために必要な英文法の知識が得られ、上級者向けの解説が難しい参考書の解説が理解出来るようになります。

TOEIC LR試験対策においては、Reading Partで300点、400点を突破するための基礎力が身につきます。

オンライン英会話を始める前に、また語学留学に行く前に本書を終わらせておくのを強く推奨したい1冊です。

本書の優れた点

解説が極めて詳しいです。短めの構造が複雑な英文に対して、2ページ分の日本語解説が有ります。

左上5行の英文について、2ページを使って詳細に解説しています。

この日本語の解説は読むのはそれなりに大変です。でも、この日本語の解説を繰り返し読むことで、上級者に到達するために必須の英文法の知識が習得出来ます。

1982年からアップデートされ続けている教材であるため、40年近く積み重ねられた知見が本書に詰まっています。

正直TOEIC800点以上の中上級者でも1周読んだだけでは完全に内容を消化できないので、最低でも2周は通して読破しましょう。

将来英語を教える仕事に就きたい場合には、3周以上読み込みましょう。

本文を紹介

下記にサンプル英文を掲載します。

先行詞を含む関係代名詞whatに関する英文

サピエンス全史、ユヴァル・ノア・ハラリの話になります。

英文自体の難易度は実はそれほど高くないですが、書かれている内容が難しめです。

この記事では「先行詞を含む関係代名詞what」について学びます。この英文について2ページの詳細解説で英文法・英文読解について学びます。

独学で英文法・英文読解を学び直す学習では本書を読み切ることが必須です。

上記の英文を見て、自分には難しすぎると感じた場合には先に下記記事で紹介している易しめの英文法参考書に着手下さい。

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入門英文問題精講…使用上の注意点

一度に大量にこなそうと無理をしない

本書は負荷がかなり重い教材ですので、1日2時間の座学学習をする場合には、2-4記事を目標に学習を行って下さい。

最初は1記事読むのに30分以上かかるかもしれません。

また、1回読んだだけでは完全にしっくりと来ないことが多いので、最低3回(最初に読んだ日、翌日、1週間後のタイミングで)通読することを目標に読み込んでください。

この教材は難易度が高めであるため、初回の読み通し時には完全には理解して内容を消化出来ないです。複数回復習をする必要が有ります。

最低2周(できれば3周)することを前提にして、2ヶ月毎に復習するのがお勧めです。

特に1周目では完全には消化出来ていない内容が2周目では深く理解できるようになっているはず。

通読時に不明な点があれば、再度日本語の解説を読み込んでください。

よく分からない、定着していない状態でどんどんと進めない。

入門英文問題精講の説明を1-2回だけ読んで、まだ十分理解していない状態でどんどんと進んでいくのは駄目です。

特にTOEIC LR試験のReading Part 225点未満の初中級者の場合だと、日本語の説明文を少なくとも3回以上読むようにしましょう。

たとえ思ったよりも時間がかかっても、1つ1つ理解できる水準まで到達してから先に進むようにしましょう。

理解できているかどうかの確認としては、自分で先生になったつもりでレッスンをしてみて、書籍内で書かれている英文法用語を自分自身が使いこなせるかどうか確認ください。

言語化がうまく出来ない場合は、理解があやふやであると言えます。この場合にはさらに追加で読み込む必要が有ります。

発音が不明な見慣れない英単語は必ずネットで検索して発音の確認を行う。

発音チェックにはWeblioとGoogleの併用がお勧めです。

例えば、本文に登場するRelativityの場合。

ここに書いた学習手順はこれ以降の参考書でも有効ですので、これら注意点を留意下さい。

英文法を理解していないと超えられないTOEIC Reading Part 300点の壁

入門英文問題精講 4訂版の内容を理解出来ないとTOEIC800点の壁はおろかTOEIC600点の壁を超えられません。

より正確に言うと、Reading Partで300点を超えられないと上級者には到達出来ません。

本書は難易度が高めの教材ですが、頑張って下さい。

私が関わっている語学学校バックワイズで勉強時間をかけてもTOEIC800点を超えられない大きな原因は下記の2つでした。

  1. 英文法の知識が足りない。
  2. 参考書に書かれている英文法の日本語の解説を読破・理解できない

1番目の原因はそもそも英文法に関する基礎知識が欠けているというものです。

2番目の原因は英語以前にそもそも日本語である母語の水準があまり高くなく、「参考書に書かれている英文法の日本語の解説を読破・理解できない」という理由が該当します。

3~6ヶ月の長時間語学留学でフィリピンに滞在して、仕事もしないで、一日中英語学習にのみ時間を使って音読・リスニングしたにも関わらず、いつまでもTOEIC600点を超えられずに終わっていた方々が数多くいました。

英語力を伸ばせなかった留学生達に足りなかったのは、英文法の専門用語を学び、英文法に関する知識を身につけた上で、難易度が高い英文を論理的に読む訓練でした。

解決策は地道に語彙を増やすことでした。日本語解説文で理解できない言葉はそのままにせずに日本語の辞書で調べ続けることです。

最低限、 入門英文問題精講 4訂版で書かれている内容を理解していないとTOEIC600点、730点という中級者以上の英語力に到達することは出来ません。

英文法に関する理解の速さ・理解の深さは日本語の水準に左右される

この入門英文問題精講 4訂版から母語の水準、国語力(日本語力)が問われてきます。

言い換えると、日本語で文章を読むのが苦手な人はこれ以降の英語学習も大変になってくるということです。

一般常識も問われます。普段日本語で本を読まない、新聞レベルの活字本を読まない人にはこれ以降の学習が厳しくなります。

TOEIC LR試験においても、環境問題や最新の技術(自動操縦など)についての話題は登場します。

自覚のある方はまずはTV番組で良いので、一般教養を身につけられる下記の2つの番組を定期的に観るようにしましょう。

コミック・紛争でしたら八田まで

漫画だと、著名な政治家(麻生太郎)が紹介して話題となった下記がお勧めです。

紛争でしたら八田まで(1) (モーニングコミックス)

2巻、紛争でしたら八田まで(2)の後半からはウクライナを扱っています。

2022年2月24日にロシアがウクライナに侵攻する以前に書かれたものですが、いま読めばウクライナという国について極めて高い解像度で理解することが出来ます。

試験英語が終わった後には一般教養も必要になる

TOEIC LR試験で目標点を獲得した後に問われるのは「英語の知識」だけではなく、自分がどれだけ「共有できる有益な知識」を持っているかが問われます。

英語の日常会話が出来るだけではあまり価値は有りません。それでは現地のティーンエイジャー達と変わらないです。

そのため英語学習をしながら同時に「母語の水準」や「仕事に関連する専門知識」を高めるようにしましょう。

実際、日本語で文章を読むのが苦手だったり、一般教養的な知識が極端に欠如している場合、TOEIC800点を超えるのはきわめて難しいです。

こういう学習者の場合、仮にTOEIC800点に到達しても、L480点 R 320点のように極端に偏った点数、英語で文章を読むのが苦手であることが推測されうる点数配分になります。

TOEIC800点に到達してもそれ以上の点数を伸ばせないですし、英文法・英文読解の知識が無いことが、英会話やリスニングにおいても足を引っ張ることになります。

同じTOEIC800点でも、L400 R400 という点数バランスの良い学習者と比べて英語力は2段階は低いと言えます。

バランス良く英語力を伸ばしていくためにも、入門英文問題精講 4訂版の内容を完全に理解することは必須です。

さらに上級を目指す場合は追加教材有り

入門英文問題精講 4訂版を終わらせた後に品詞分解についてさらに学ぶための参考書2冊を追加で2冊紹介します。

しかし次に述べる2つのどちらかの条件に当てはまる人にのみお勧めします。

  • TOEIC LR試験で860点、900点超えを狙う人
  • TOEIC LR試験だけでなく、英検/TOEFL/IELTSの勉強のための基礎力を付けたい人

次の記事で紹介する2冊はTOEIC800点で十分な人には不要な負荷が重い参考書ですので、あくまで条件に合致した方だけ読み進めて下さい。

そうでない方はTOEIC試験対策の参考書、次に紹介している英単語帳の学習に進んで下さい。

(さらに上級を目指す人向けの記事)TOEIC900点、英検1級、TOEFL、IELTSで必要になる英文法・英文読解の知識を習得するためにお勧めの大学入試対策の参考書

英文法の次に取り組むべきは英単語

学習カリキュラムとしては、英文法参考書が終わって次に取り組むべき参考書は英単語帳です。

おすすめのTOEIC LR試験対策の英単語本に関しては下記の記事にまとめています。

(関連記事)TOEIC LR試験対策 お勧めの英単語本

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フィリピン留学で最も英語力を伸ばせる語学学校

3ヶ月の語学留学でTOEIC200点を上げて、マンツーマンレッスンで英会話・英作文が出来るようになる

2ヶ月の語学留学で中学英文法をゼロから一通り習得できる。中学英文法に基づいた英会話が出来るようになる。

3ヶ月の語学留学で高校英文法を一通り習得できる。高校英文法に基づいた英会話が出来るようになる。

語学学校バックワイズに留学することで、上記の学習目標を達成出来ます。

バックワイズの学習カリキュラム総責任者である柴田 @HAL_J柴田 @HAL_Jが2013年に創業した語学学校サウスピークの学習ノウハウを改良し、発展させた最新の学習カリキュラムを語学学校バックワイズで提供しております。

バックワイズはフィリピンのマニラ・ケソン市に在ります。韓国人との共同経営です。

3ヶ月でTOEIC200点アップ

3ヶ月の語学留学、約750時間の学習でTOEIC200点を上げて、マンツーマンレッスンで英会話・英作文が出来るようになります。

転職活動中にフィリピン留学をされたTakaharuさん

名前: Takaharuさん
職業/年齢: 20代、転職活動中
留学期間: 14週間(約800時間の学習)
開始時の英語力: TOEIC510点(L260: R250)⇒TOEIC880点(L435 :R445) ※370点アップ!

中学英語・中学英文法を2ヶ月で学び直せる

2ヶ月(約450時間の学習)で中学英文法を学び直し、中学英文法を使った英会話・英作文が出来るようになります。

中学英文法から学び直されたYutaさん

名前: Yutaさん
職業/年齢: 大学生(休学中)、20代
留学期間: 24週間(約1,500時間の学習)
開始時の英語力: TOEIC295点(L205 :R95) ⇒ TOEIC750点(L375 : R375) ※455点UP↑

高校英文法を3ヶ月で学び直せる

3ヶ月(約750時間の学習)で高校英文法を学び直し、高校英文法を使った英会話・英作文が出来るようになります。TOEIC600点、英検2級獲得の基礎力を確立できます。

高校英文法から学び直されたNatsukiさん

名前: Natsukiさん
職業/年齢: 大学生・休学中/20歳
留学期間: 26週間(約1,500時間の学習)
開始時の英語力: TOEIC385点(L200 R185)→TOEIC810点(L450 R360) ※425点アップ

他の語学学校では決して成し遂げられない学習目標

  • 3ヶ月の語学留学でTOEIC200点を上げて、マンツーマンレッスンで英会話・英作文が出来るようになる
  • 2ヶ月で中学英文法を学び直し、中学英文法を使った英会話・英作文が出来るようになる。
  • 3ヶ月で高校英文法を学び直し、高校英文法を使った英会話・英作文が出来るようになる。TOEIC600点、英検2級獲得の基礎力を確立できる。

上記の学習目標はフィリピン留学の他の語学学校では決して成し遂げられないものばかりです。

語学学校バックワイズに語学留学をすれば、上記の目標が実現可能です。

バックワイズの紹介動画

バックワイズ学習面の特徴についてまとめた動画を公開しています。約5分間の動画でバックワイズが他のフィリピン留学の語学学校とどう違うのかを確認出来ます。

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この記事を書いた人

Backwise共同代表(塾長)・学習カリキュラム担当。
「20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ」の著者で、セブ島にあった語学学校サウスピークの共同創業者でした。

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